セルインク株式会社
最終更新日:2022-04-13 12:08:59.0
バイオプリンタ『BIO X』
バイオ3Dプリンタ『BIO X』
『BIO X』は、インテリジェントプリントヘッド(iPH)を搭載し
広範な材料に対応できる卓上型のバイオ3Dプリンタです。
装置上部に高出力のファンを2つ搭載し、HEPAフィルターなどで
濾過したクリーンな空気によりキャビティ内を陽圧化します。
また、UV-Cランプも搭載しており、自動サイクルで
クリーンなプリント環境を維持することができます。
【特長】
■コラーゲンやゼラチンなどの温度に敏感な材料に対応
■高機能プリントヘッドを多数ラインアップ
■プリントヘッドの交換が容易
■幅広いアプリケーションに対応
※詳しくは資料をご覧ください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。 (詳細を見る)
【事例】血管形成された皮膚のプリンティング
現在の人工皮膚移植製品は、創傷治癒を促進しますが、患者の皮膚組織と
統合されないため、最終的には脱落します。
人工移植片には機能する血管系がないことが、大きな障壁となっています。
ヒト内皮細胞、ヒト周皮細胞、動物性コラーゲンで構成されたバイオインクを
開発し、「CELLINK BIO X」と温度制御されたプリントヘッドを使用して、
これらの構造をプリンティングできるようにしました。
この重要な要素の組み合わせにより、細胞は伝達を開始し、数週間以内に
生体血管と類似の構造を有する血管構造を形成し始めます。
血管が形成されると、栄養素と老廃物を交換し、移植片の生存を維持できます。
【概要】
■施設:レンセラー工科大学
■課題:人工移植片には機能する血管系がないことが、大きな障壁
■ソリューション:CELLINK BIO Xと温度制御されたプリントヘッドを使用
■結果
・数週間以内に生体血管と類似の構造を有する血管構造を形成し始める
・血管が形成されると、栄養素と老廃物を交換し移植片の生存を維持可能
※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
【事例】患者に合わせてバイオプリントした心臓組織
シドニーにあるCarmine Gentile博士の研究室では、移植拒絶反応のリスクを
最小限に抑えるために、患者固有の細胞を使用し、オンデマンドでバイオ
プリントされた心臓組織を開発しています。
2020年の研究では、アルギン酸ゼラチンハイドロゲルを使用し、
CELLINKの「BIO X」でマウスの細胞がバイオプリントされました。
バイオプリントされた心臓細胞は、心臓組織の拍動パッチに発達するまで、
7~14日間培養されました。細胞が発生したマウスの開胸手術中に、
血管新生心臓パッチが心臓の損傷領域に移植。
移植は、バイオプリントされたパッチの安全性をテストし、それらが心機能に
プラスの効果をもたらすことの確認を目的としており、両方が検証されました。
【概要】
■施設:シドニーにあるCarmine Gentile博士の研究室
■課題:バイオプリントされた心臓組織を開発
■結果:
・バイオプリントされたパッチの安全性
・心機能にプラスの効果をもたらす
※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
【活用事例】初代ヒト間葉系幹細胞と血管内皮細胞のバイオプリント
バイオ3Dプリンタ『BIO Xシリーズ』を活用したアプリケーション例をご紹介しております。
当製品は、多様なアプリケーションで研究目的に応じたフレキシブルな活用が
可能な製品です。
皮膚モデル、各臓器モデル(心臓、肝臓、腎臓ほか) 、がん疾患モデルなど
多数の研究事例があります。
【掲載内容】
■初代ヒト間葉系幹細胞と血管内皮細胞のバイオプリント
■複数の細胞とマテリアルによる多層組織モデル
■細胞・分子のカプセル化
■マトリゲルを高精度で自動分注
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
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