臨床から最も多く分離される腸球菌はEnterococcus faecalisですが、本菌種はABPC感性です。一方、E. faeciumやE. aviumにはABPC耐性株が多く、vancomycin(VCM)が必要でした。しかしながら、近年ではVCM耐性のVRE(Vancomycin Resistant enterococci)が本邦においても認められ、有効な抗菌薬が限られることから問題となっております。
VREの感染源は糞便や尿であることが多く、糞便や尿からVREが繰り返し排出される状態が生じると、病院環境が広範囲に汚染され、医療関連感染の危険度が高まります。それを未然に防ぐにはVRE感染もしくは保菌を迅速に検出することであり、VREを含む排泄物による環境汚染を未然に防ぐことです。「クロモアガーVRE」はVREを特徴的に呈色(藤色)させる酵素基質培地です。VREを簡便かつ選択的にスクリーニングすることができます。
基本情報バンコマイシン耐性腸球菌 VRE
<特長>
●Van AおよびVan BタイプのVREを発色によって明瞭に分離可能
●VREの発色は安定で、時間が経ってもほとんど拡散しない
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | 詳細は下記カタログをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。 |
ラインナップ
型番 | 概要 |
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72076 | クロモアガーVREスクリーン培地 |
カタログバンコマイシン耐性腸球菌 VRE
取扱企業バンコマイシン耐性腸球菌 VRE
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試薬=試験研究用の薬品は、学究機関はもちろんのこと様々な産業分野で、新たなプロダクトの誕生を支えています。また製造プロセスの効率化や、品質管理にも欠かせないものとなっています。 さらに、あまり知られていないことかもしれませんが、私たちの毎日の暮らしを守る役割も果たしています。例えば、機能性化合物、医薬品などとして生まれた新たな化学物質の検出やチェック、製品の品質確認などにも役立てられているのです。 そして今後、試薬の利用分野は今以上に細分化され、さらなる高品質・高機能が求められると考えられています。こうした時代背景の中、私たちはこれからも試薬のトップブランドとして常に次代を読み取り、チャレンジスピリットを忘れず、試薬で未来へ貢献していきます。
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