蒸発、濃縮、蒸留装置は、2成分以上の液-液、固-液の混合物を加熱し、低沸点成分と高沸点成分、揮発成分と不揮発成分を蒸発分離する装置で、製薬工業、食品工業、化学工業など、あらゆる工業で古くからもちいられている分離、精製プロセスであります。
中央化工機株式会社は酒類用アルコールの発酵および蒸留精製装置の専門メーカーとして発足、昭和36年には第一種圧力容器の製造認可を得、蒸発蒸留プラントメーカーとして数多くの実績と経験を積んで来ました。蒸発濃縮蒸留装置の最適なシステムフロー、装置の機器構成は原料および製品の条件、ユーティリティの条件など、あらゆる条件を考慮して設計することが大切です。中央化工機では、すべてのユーザーの諸条件に合わせて最も効率的な装置を提供できるものと確信しております。蒸発濃縮蒸留装置はエネルギー多消費型プロセスといわれておりますが、中央化工機では、通常の蒸発蒸留装置以外に機械圧縮式蒸発装置、効用式連続蒸留装置などの省エネルギー化プロセスの完成など、次代の養成に応えるべく努力しております。
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基本情報化学装置・プラント 蒸発濃縮蒸留装置
【装置代表例】
○外部加熱式(自然循環式)蒸発装置
→多成分系(シンナーなど)の原液を、低・中・高沸点別に粗く蒸発分離したり、
固形物の蒸発分離など、バッチ式・セミバッチ式に操作できる多目的な装置
○二重効用式蒸発装置(蒸留塔組込式)
→蒸発用加熱器の加熱源として、蒸留塔ベーパーを利用する省エネルギーシステム
○機械式自己圧縮式蒸発装置
→蒸発缶で発生したベーパーを、機械的圧縮機を用いて圧縮し、
加熱缶の熱源として利用する省エネルギー型蒸発装置
○連続式蒸留装置(2成分系)
→メタノール-水、アセトン-水系など、2成分の混合溶液を
連続的に分離精製する通常1本塔蒸留装置
○連続式蒸留装置(3成分系)
→脱水蒸溜には通常3本塔が必要だが、デカンター液を第1塔に戻すことにより、
2本塔でも可能な場合あり
○二重効用式連続蒸留装置
→2本の塔の操作圧力を変え、高圧塔の塔頂ベーパーを
低圧塔の加熱源に利用した省エネルギー型
○アルコール発酵および精製プラント
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