排水からメタンガスを回収(創エネ)し、所要動力も少なく(省エネ)、汚泥発生量も少ない。脱炭素を実現する排水処理装置です。
通常の排水生物処理(活性汚泥法など)ではブロワーなどにより供給される酸素を利用して、微生物が水中の汚濁物質を水と二酸化炭素に酸化分解することで処理が行われます。(好気性処理)
これに対し嫌気性処理(メタン発酵)では、酸素遮断下において嫌気性(酸素を好まない)微生物の働きにより、汚濁物質を主にメタンガスに変換する処理法です。
好気性処理にはない様々なメリットが得られることから、最近注目されつつあります。
【特徴】
○排水からメタンガスを回収、消費動力も少なくCO2削減に寄与
○汚泥発生量は好気性の1/5~1/10
○下水放流の場合「UASB-TLP」単独で十分な水質が得られる
○CODcr負荷40~50kg/m³日の高負荷運転が可能
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基本情報脱炭素を実現! 高負荷メタン発酵処理装置「UASB-TLP」
【高性能の原理】
○乱流(Turbulent)
→BOD濃度の高い原水が流入し、メタン発酵により多量のガスが発生
→ガスリフトにより上下方向の循環流が生じ、槽内を攪拌し反応を促進
○層流(Laminar)
→最上部の層流ゾーンでは原水BOD濃度が低下し、ガス発生が減少
→上下方向の攪拌が弱くなり清澄な処理水が得られる
○脈動(Pulsation)
→断続的に原水を供給することでリアクター下部に脈動を与える
→原水とグラニュール効率的に接触させることで反応を促進する
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用途/実績例 | 【用途】 ○食品・化学・電気等多くの工場などの排水処理におけるBOD/COD除去 ○排水からのエネルギー回収による節電・発電及びCO2削減 ●詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。 |
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