保護管型熱電対と比べ応答速度が速い「シース熱電対」についてご紹介
『シース熱電対』とは、熱電対素線を極細金属管(シース)の内に収納し、
内部に高純度の無機絶縁粉末(酸化マグネシウム/MgO)を充填して絶縁し、
更に外径を細くし成形加工したものです。
それにより、絶縁を保つと同時に、素線を気密状態にして空気や高温下の
ガスによる熱電対の腐蝕や劣化を防止します。
熱電対素線と金属シースとの間をMgOで充填し、一体構造としているため、
保護管型熱電対と比べ応答速度が速いです。また、充填物の圧縮密度が高く、
機械的強度が大きいほか、柔軟性・機密性・耐蝕性に優れています。
【特長】
■保護管型熱電対と比べ応答速度が速い
■機械的強度が大きく、柔軟性に富む
■気密性・耐食性に優れる
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
基本情報シース熱電対について
【シース材の主な特長】
■SUS316
・モリブデンを含み、耐熱性・耐酸性・耐アルカリ性に優れる
・特に高温においては、SUS304より耐蝕性が一段と優れる
■SUS310S
・高温、高濃度のイオウ雰囲気には弱いが、大気中最高1100℃までの酸化に耐える
・高温での耐酸性に優れる
■INC600
・SUS3140S同様、イオウ雰囲気には弱いが、高温での酸化、還元雰囲気にも優れる
・大気中1200℃まで耐える
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