■カートリッジヒーターとは
カートリッジヒーターとは、金型や包装機械、成形機等に多く採用されているパイプ式のヒーターです。主に、ニクロム線(発熱体)をボビンと呼ばれる酸化マグネシウムの成形物に巻きつけ、ステンレス等の金属パイプに入れ、酸化マグネシウムのパウダーを充填した後、絞り加工を行う事で酸化マグネシウムの充填率を上げ、ヒーターのパイプの外へ、より多くの熱を放出する事ができる優れたヒーターです。
カートリッジヒーターの原理としては、発熱体としてニクロム線を採用している為、抵抗加熱です。
■カートリッジヒーターの種類
カートリッジヒーターの種類としては、ツバ付きカートリッジヒーター、フランジ付きカートリッジヒーター、ネジ付きカートリッジヒーター、細径カートリッジヒーター、高温仕様カートリッジヒーター、L型カートリッジヒーター、横出しリードタイプカートリッジヒーター、2回路式カートリッジヒーター、熱電対内蔵カートリッジヒーター、銅パイプカートリッジヒーター、粗密巻き(バランス巻き)カートリッジヒーター、プラスチック成型機、産業機械用等様々なヒーター実績がございます
基本情報カートリッジヒーター
■カートリッジヒーターの主な断線原因
カートリッジヒーターにおける主な断線原因は使用環境を含めた使用状況と考えられています。
下記の事例を考慮の上、設計いただければヒーターの寿命を伸ばす事も可能です。(例:金型で使用)
1:ヒーターのON,OFFの回数を少なくする。
2:金型とヒーターとのクリアランスを少なくする。金型とカートリッジヒーターとの間に隙間があるとうまく熱を伝える事ができません(空気が断熱の役割を果たしてしまいます)伝熱をきっちりする事が必要です。
3:ワット密度を低くする。株式会社サンコーとしてはワット密度(ヒーター面積当たりの容量)は10以下でお願いしています。
4:カートリッジヒーターの使用温度を把握する。カートリッジヒーターと実際測定している測定場所との距離が離れていて、測定温度よりかなり高い温度でカートリッジヒーターを使用してしまっている場合は、温度センサーをヒーターにより近づけるか、高温に耐えうるヒーターである必要があります。
自社製作品となります。
また量産品の場合、海外製作を含めたローコスト商品を提供しております。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | 【用途事例】 ■事例としては金型の加熱 、熱板のヒーターエレメントとして、食品乾燥機用、ホットメルト用、塗装装置、ガス除害装置用、半導体装置、焼却炉部分予熱、工作機械、コーティング装置、接着剤保温、ヒーターロール用、食品製造機。センサー内蔵で製作する事で、温度が高くなりすぎて断線を防止する事も出来ます。リード線付近を防水加工する事も出来ます。 ヒーターの選定、設計等でわからない事がありましたら、お問い合わせください。 大阪府堺市美原区の工場で製作しておりますが、100方以上の量産品などは一部、弊社タイ工場でも製作しております。 カートリッジヒーター以外にもマイクロヒーター、シーズヒーター、アルミ鋳込みヒーター、石英管ヒーター、遠赤ヒーター、シリコンラバーヒーター、ジャケットヒーター(マントルヒーター)、セラミックボードヒーターも取り扱っております。また、それらのヒーターを使った電気炉や熱板、乾燥機の製造も可能です。 |
詳細情報カートリッジヒーター
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ツバ付きのカートリッジヒーターです。シリコンワニスゴムチューブを接続部分に取り付けています。
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厚めのフランジをヒーターに全周溶接しています。シリコンを充填する事で、防水の仕様となっております。
取扱企業カートリッジヒーター
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