サンプル成分を全自動で定性・定量解析! GC×GC-TOFMS

掲載開始日:2014-03-06 00:00:00.0

サンプルを構成する成分をすべて丸裸に! 全自動で成分を定性・定量分析 GC×GC-TOFMS PEGASUS® 4D

光や音は数値化できますが、匂いや味はさまざまな成分が混ざり合って数値化が非常に難しいとされています。体内に入る飲食料品、体に触れる化粧品などの品質と安全性のさらなる向上には、これまで通りの官能試験だけでは不十分。客観的な分析技術で微小な差異を数値化することが求められます。

LECOジャパン(東京都港区)のGC×GC-TOFMS「PEGASUS® 4D」は、数千の成分が含まれている複雑なサンプルも自動解析。詳細な成分解析で丸裸にします。飲食料品、化粧品、化学メーカーの研究機関でも話題の分析装置について聞きました。

「PEGASUS 4D」 サントリー酒類様 共同研究記事インタビュー

今回紹介する技術と製品

「PEGASUS 4D」 サントリー酒類様
共同研究記事インタビュー

Pegasus 4Dは、従来のGC-MS分析では困難とされた複雑なサンプル中の未知成分同定に新しいソリューションを提供します。

ビールホップ香の違いを説明する要因成分を抽出する事を目指したサントリー酒類様との共同研究のインタビュー記事が無料でダウンロードできます。

この記事で紹介した製品の関連資料がダウンロードできます。

サンプル中の数千種類の成分を分析!GC-MSでは不可能な領域を評価可能

金井みち子 最高執行責任者(COO)

GC-MS(ガスクロマトグラフ-質量分析計)は、ガスクロマトグラフで分離した成分を真空中でイオン化し、質量と電荷比で分離した成分固有のマススペクトルとして検出する分析装置です。分離した際のスペクトルとデータベースを同定させて成分を特定します。同時に成分量も測定できるので、定性検査と定量検査を同時に行える分析方法として幅広く使われています。

多くの場合、あるターゲット成分がサンプル中にどれだけ含まれているかを知るために使われています。例えば、土壌中のダイオキシンのような汚染物質や、食品中の残留農薬の含有量などの測定がほとんどです。GC-MSで検出できる成分は多くても400~500種類程度。何千種類も複雑に混じり合ったサンプル中の成分をそれぞれに特定するという用途までいたっていません。

それに対しGC×GC-TOFMS「PEGASUS 4D」なら数千ものスペクトルを検出でき、GC-MSではできなかった網羅的成分解析が可能になります。

定性分析と定量分析が全自動でできる!食品や化粧品メーカーで香気成分の分析に採用

サンプル測定やレポートの提出も
受付中

酒類メーカーとの共同研究

「PEGASUS 4D」は、優れた高速データ取得と自動ピーク検出機能を持つGC×GC-TOFMSです。

GC×GCシステムは1次カラムと2次カラムで高精度にサンプル成分を分離。TOFMSシステムが最大500スペクトル/秒でマススペクトルを取り込み、当社独自の「ChromaTOF®」ソフトウェアを使って全自動でデータを処理します。検出したすべての成分に対してライブラリーサーチを自動で行って定性分析をし、さらに比較定量分析も同時に行うことができます。測定だけでなくデータ解析も全自動でできます。

ある食品メーカー様のサンプルを「PEGASUS 4D」で解析したところ、サンプルから約5000の成分が検出されました。「PEGASUS 4D」では当たり前の数ですが、そのメーカー様は通常は数百程度の検出を行っていたのでとても驚かれていました。

またある酒類メーカー様では、ビールの香気成分を把握し、ビールの香りを制御するための成分分析に「PEGASUS 4D」を使っていただきました。GC×GC-TOFMSによる網羅的成分分析と、ビールのホップの香りに関する官能評価を行い、その結果を掛け合わせてホップの香りの違いの要因成分を抽出する実験を行いました。官能評価と相関のある客観的な結果となり、非常に満足していただけました。

ほかにも化粧品やヘルスケア用品、生活用品に含まれるハーブの香気成分の分析や、焼酎やタバコの香りの研究、食品の匂いの研究などでも使われています。また最近は、化学的組成が複雑化してきているポリマーの劣化解析などで、熱分解を組み合わせた分析でもお問い合わせをいただいています。

「PEGASUS 4D」は、複雑な組成のサンプル測定にお困り方々に是非使っていただきたいと思っております。サンプル測定やレポートの提出も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

この記事で紹介した製品の関連資料がダウンロードできます。

取扱会社

LECOジャパン合同会社

アメリカのミシガン州セントジョセフに本拠地を構えるLECOコーポレーションは1936年に世界初の金属中炭素分析装置を上市して以来、85年以上にわたって最先端のソリューションをお客様に提供するため、努力を重ねてまいりました。現在LECOコーポレーションは世界25カ国に拠点を持ち、120以上の国々で事業を展開するグローバル企業です。提供するソリューションも無機物中元素分析装置、有機物中元素分析装置、食品中基礎栄養成分分析装置、質量分析装置、熱重量分析装置、灰溶融性測定装置、カロリーメーター、金相学関連装置とそれらの付帯品および技術サービスと多岐にわたっております。

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