アルケマ株式会社京都テクニカルセンター
最終更新日:2016-05-12 18:27:18.0
Rilsamid(ポリアミド12)物性表1.0
基本情報Rilsamid(ポリアミド12)物性表
Rilsamid(リルサミド)は、アルケマが製造・販売するポリアミド12(PA12)です。様々な用途展開に実績があります。
Rilsamidは、射出成形、押出成形などほとんど全ての加工が可能で、自動車用途、一般産業用途とともに数多くの製品に使用されています。
特に自動車用途としての歴史は古く、クイックコネクター、燃料チューブ等に長年にわたって安定的に使用されています。
Rilsamidは、典型的な汎用樹脂や他のポリアミドと比較して以下の点で優れた特徴を有しています。
- 一般的なポリアミドと比較して低吸水、低密度
- 耐熱性、耐熱老化性
- 耐屈曲疲労性
- 耐磨耗特性
- 耐薬品性
- 耐衝撃性
Rilsamidは、流動性が高く、結晶化速度はRilsan(ポリアミド11)ほど早くはありませんが良好で、成形可能温度域が広いため、射出成形性に優れます。
押出用グレードは、高い溶融粘度を有しているため、工業用途の使用に耐えうる小さい公差でチューブを押出成形することが可能です。
Rilsamidは、約80~90℃での連続使用が可能です。
Rilsamid リルサミド (ポリアミド12, PA12)
Rilsamid(リルサミド)は、アルケマが製造・販売するポリアミド12(PA12、12ナイロン)です。
重合およびコンパウンドの条件をコントロールすることにより、粘度、強度、柔軟性、剛性、耐衝撃性など様々な物性を変化させることが可能で、幅広い用途に対応可能な製品を取り揃えています。
Rilsamidは、フランス、アメリカで生産されており、製品はペレット状で供給されます。
押出成形、射出成形、ブロー成形など様々な成形方法での加工が可能です。 (詳細を見る)
取扱会社 Rilsamid(ポリアミド12)物性表
アルケマのポリアミドの歴史は長く、1938年前身オルガニコ社がポリアミド11(ヒマシ油由来)の開発着手、1944年同パイロットプラントを建設、1955年から商業生産を開始しました。 現在ポリアミド11を商業生産しているのはARKEMAのみ、ヒマシ油から11-アミノウンデカン酸(PA11モノマー)、PA11の一貫生産を行っています。 また石油由来のポリアミド12、ポリアミド系エラストマー、ランダム共重合ポリアミド(ホットメルト)、優れた透明性のポリアミド、耐熱性に優れたポリフタルアミド、剛性に優れたメタキシレンジアミン(MXD)、ポリアミド-ポリオレフィン・アロイなど高機能なポリアミド樹脂を製造販売しています。 射出成形、押出成形用のペレット以外にも、金属等への粉体塗装用のPA11パウダー、塗料用添加剤、CFRPの衝撃改良剤、化粧品の基材に使用されているOrgasolも製造販売しています。 Kynar PVDFはバランスの取れた性能を有し、フッ素樹脂特有の耐熱・耐薬品・耐紫外線性を示しつつ、通常の方法で溶融成型することもでき、極性溶剤へ溶かし塗料やリチウムイオン電池用途に用いることもできます。
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