電子線照射施設のご案内

関西電子ビーム株式会社が所有する電子線照射施設では、10MeV電子線により
従来減菌処理などが不可能だった製品の処理が可能になりました。

身近な製品の減菌・殺菌や半導体・プラスチック・繊維等の性能向上に
利用されています。

また、新製品・新技術の研究開発（大学や企業の研究への活用）も
実施可能です。

【10MeV電子線の特長】
■高透過性
　・両面からの照射によりガンマ線と同等の透過性能
■高線量率
　・電子線は線量率が高く短時間の処理で照射が完了
■高信頼性
　・原子燃料工場株式会社が技術支援

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 （詳細を見る）

当社では、電子線照射により、高分子材料の架橋、重合、硬化などの処理や
無機質材料である半導体の特質改善を行っています。

高分子材料は架橋によって高温での流動性が失われるので、耐熱性が向上し、
高分子材料を成型した後に室温で架橋ができることがメリットです。

また、無溶剤の樹脂を硬化でき、室温、短時間で処理が可能。

グラフト重合では、いろいろな形状のポリマーにグラフトでき、幹ポリマーや
モノマーの種類・形状を選ばず、大量生産が可能です。

ご用命の際は、お問い合わせください。

【材料改質の対象物（例）】
■半導体の特性改善
・半導体ウェハ
■プラスチックチューブの耐熱性改善
・プラスチックチューブ
■繊維類の高機能化
・炭素繊維複合材料

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 （詳細を見る）

関西電子ビームでは、箱詰や包装した製品にそのまま電子線を照射し、
滅菌を行っています。

電子線はダンボール箱や包装などを透過するため、箱詰のまま照射して
材料改質などを行うことが可能。電子線発生のための放射性物質等は
使用しません。

医療機器、医薬品容器のほか、ガーゼ、絆創膏などの衛生用品、
ペットボトル栓、ヨーグルト容器など食品容器が対象物となります。

ご用命の際は、お問い合わせください。

【箱に納められた対象物（例）】
■医療機器
■医療用ガーゼ・綿球
■点眼薬キャップ・洗眼薬容器
■樹脂・アルミキャップ・ノズル

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 （詳細を見る）

10MeV電子線は、両面からの照射によりガンマ線と同等の透過性能を有し、
照射距離による線量差が小さく、良好な線量を分布します。

10MeV電子線照射を用いた研究開発では、電子線硬化により高速、
低コスト化（従来熱硬化と比べて40%コスト削減）を目的とし、
炭素繊維複合材料の電子線硬化研究を行いました。

当社ホームページより詳しくご紹介しております。是非、ご覧ください。

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