高砂電気工業株式会社
最終更新日:2024-09-18 12:57:36.0
超小型チューブポンプ『RP-Qシリーズ』
基本情報超小型チューブポンプ『RP-Qシリーズ』
指先サイズの超小型チューブポンプです。軽量・省電力でいろいろな用途にお使いいただけます。
マイクロチューブポンプ『RP-Qシリーズ』は、非常にコンパクトな指先サイズのポンプです。簡単にポンプヘッド(接液部)の交換ができる型もあり、いろいろな用途に応用できます。チューブ材質も複数用意しています。 定格3VのDCモーター駆動で、乾電池につなぐだけで簡単に動きます。
【特長】
■非常にコンパクトで軽量なポンプです。
■低消費電力で、最大3.0 mL/minの吐出量です。
※詳しくはPDFをダウンロードいただくか、お気軽にお問い合わせください。
超小型チューブポンプ「RP-Qシリーズ」
非常にコンパクトな指先サイズのポンプです。吐出量は0.2 ~ 3.0 mL/min、吐出圧は50 kPa。簡単にポンプヘッド(接液部)の交換ができる型もあり、いろいろな用途に応用できます。チューブ材質も複数用意しています。 定格3 VのDCモーター駆動で、乾電池につなぐだけで簡単に動きます。
【特長】
■非常にコンパクトで軽量なポンプです。
■低消費電力で、0.4 W以下(RP-QIIA/ QIIIAは0.5 W以下)の吐出量です。
※詳しくはPDFをダウンロードいただくか、お気軽にお問い合わせください。 (詳細を見る)
製品採用事例No.3【NASA様】 小型・軽量ポンプ
宇宙空間で使える液晶ディスプレイの実現を目指すため、2015年に国際宇宙ステーション(ISS)で実験された「Oasis」プロジェクトの一環として、地球上では再現が難しい無重力空間での単層液晶形成及び欠陥発生メカニズム解析が行われました。
その実験装置に、当社の小型・軽量ポンプ(シリンジ式とチューブ式)が搭載されました。
【課題と解決】
国際宇宙ステーション(ISS)までロケットにて搬送すること、ステーション内の実験用空間が限られていることから、極力寸法が小さくて軽量なポンプを探しているということで、2008年にNASAから当社へお問い合わせがありました。
実験装置は、地上実験や航空機を用いた無重力実験など、長期に亘るさまざまな検証を経て、装置内のポンプの仕様調整を行い、打ち上げ・実験が成功しました。
宇宙実験で使用する機器には、打ち上げコスト削減のため徹底した小型・軽量化が求められます。
もちろん、品質や精度も犠牲にはできません。
幾度もの検証結果にフレキシブルに対応し、高品質な製品を提供し続けたことに対して高い評価をいただきました。 (詳細を見る)
製品採用事例No.5【Techshot社様】 小型ポンプ
Techshot社は、宇宙で使用する独自の実験機器を、設計・開発し販売している会社です。ポンプが組み込まれた実験モジュールは、2020年3月初旬のSpaceXミッションCRS-20において、ISSに最初に打ち上げられました。
【課題と解決】
MVP Cell-03ミッションは、微小重力下におかれた心筋細胞の成長率増加を検証することを目的とした研究です。 実験中、心筋細胞は、特別に設計されたTechshot社製細胞培養実験モジュールで成長しました。
微小重力実験装置の開発にあたってTechshot社が直面した問題の1つは、装置の小型化でした。RP-Qシリーズは指先にのるほど小さいポンプですが、Techshot社が必要とする3 mL/minを提供でき、同等サイズの他社製品よりも優れています。また、単純な構造でシール箇所が少ないチューブポンプを使うことでリークの可能性を軽減させることができます。
30年以上前に設立されたTechshot社は、世界をリードする商業宇宙企業の1つです。 高砂電気工業の小型ポンプがTechshot社とともに科学の進歩に貢献できることを嬉しく思います。 (詳細を見る)
製品採用事例No.13 微小重力環境下での先端研究に貢献
Space Tango社は、米国に本社がある微小重力環境下での研究・製造のための高度な自動化ソリューションを提供している企業です。
エンジニアリングと科学コンサルティングの幅広い専門知識を活かし、宇宙での実験の設計、統合、運用の全プロセスで、パートナーに包括的なガイダンスを提供しています。
【課題と解決】
Space Tango社はスペースX社のCRS-25ミッションの準備中に、生体適合性や滅菌性、限られたスペースに収まるポンプやバルブといった特定の要件に直面しました。
さらに、この特殊なペイロードに必要なポンプは、125+/-25uL/minという一貫した正確な流量を提供する必要がありました。
幸いにも、Space Tango社はシリンジポンプ SBPシリーズを見つけ、これらの厳しい基準をすべて満たすことができました。
また、他のペイロードではチューブポンプ RP-Qシリーズを使用しました。
ポンプが小型で信頼性があり、生体適合性や滅菌性が高いことが選定の決め手になりました。
高砂電気は今後も引き続きスペースタンゴ社を通じて、宇宙での先端研究に貢献していくことを目指しています。 (詳細を見る)
製品採用事例No.14 生細胞の蛍光をリアルタイムに観察
東京大学・小澤研究室の吉村助教のグループでは、蛍光1分子イメージングを行っています。
蛍光1分子イメージングでは蛍光分子の退色が問題となります。
微弱な1分子蛍光をリアルタイムで観察するためには強い励起光が必要であり、どうしても蛍光退色が早くなってしまいます。
蛍光の退色軽減には、生体組織内と類似の還元状態かつ低酸素濃度環境で観察を行う方法があります。
低酸素環境は市販の顕微鏡ステージトップインキュベーターを使用することで実現できますが、薬液をサンプルに投与する場合、薬液も同じ低酸素環境下で平衡に保つ必要があります。
【課題と解決】
問題解決の依頼を受けた高砂電気工業では、低酸素ステージトップインキュベーター内に観察サンプルと薬液リザーバを設置し、さらにポンプを含む流路をインキュベーター内に組み込むことで、顕微鏡ステージ上で低酸素環境を保ちながら観察サンプルに薬液を投与する装置「CEIM-C001」を作製しました。
従来の観察条件では長くても連続数10秒の観察に留まっていたものが、数分間連続の観察が可能となり、より長時間にわたる生細胞の蛍光イメージングを行うことができるようになりました。 (詳細を見る)
製品採用事例No.17 造血幹細胞の増殖用バイオリアクター
BioServe Space Technologiesは、アメリカのコロラド大学ボルダー校内の航空宇宙工学科内にあるセンターです。
これまで90件以上の宇宙ミッションで、微小重力環境下での生命科学の実験について、ハードウェアの設計や構築などを行ってきました。
現在、BioServe Space Technologies は、微小重力下での造血幹細胞の増殖をサポートするシステム
BioServe In-Space Cell Expansion Platform (BICEP)を開発しています。
造血幹細胞とは、赤血球や白血球、血小板などの元となる細胞です。
白血病やがんなどの治療方法である骨髄移植は、健康なドナーから採取した造血幹細胞を患者に点滴することで、患者の骨髄に定着し、血液系を再生します。
また、地上で増殖させた場合、培養が進むにつれて幹細胞の割合や頑健性が低下していきます。
微小重力環境下は、骨髄内における造血幹細胞の環境をよりよく模倣していると考えられ、
より高い品質の細胞移植用の細胞を増殖させることができると期待されています。 (詳細を見る)
取扱会社 超小型チューブポンプ『RP-Qシリーズ』
高砂電気工業は、ソレノイドバルブ、ピンチバルブ、エアオペレートバルブ、ピエゾマイクロポンプ、ダイアフラムポンプ、シリンジポンプ、マニフォールド、流路チップ、継手等、精密流体制御に関連するコンポーネンツを豊富に取りそろえております。特に、小型バルブやマイクロポンプを開発しており、製品の小型化・軽量化を考えているお客様に好評いただいています。化学薬品、溶剤、分析用サンプルなど、特殊な流体を扱うことができる材質を選定しており、用途は診断装置、環境測定装置、各種の化学分析装置、医療機器、インクジェットプリンター、燃料電池など幅広い分野に使用されています。既存製品を紹介するだけでなく、お客様の用途に合わせ特注品にカスタマイズすることが得意です。また、複数コンポーネンツを組み合わせた流体モジュールも製作致します。試作からも対応可能です。 (動画チャンネルはこちら) http://www.youtube.com/channel/UCYYBVDTT2ewI7wIhjzrpwhw
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