エス・ピー・ジーテクノ株式会社
最終更新日:2021-06-01 15:09:01.0
SPG膜乳化法
基本情報SPG膜乳化法
単分散エマルション、且つ粒子径調整が可能な乳化方法
精度良い単分散エマルションが調製できる「直接膜乳化法」と、短時間で単分散、且つ粒子径調整可能な「透過膜乳化法(プレミックス法)」の説明です。
SPG膜乳化法は、スタティック(静的)な乳化方法で、衝撃に弱い高分子や医薬品などの乳化に適しており、医療、医薬、化学品、化成品、食品、エレクトロニクス材料等、様々分野で応用されております。
SPG(シラス 多孔質 ガラス)膜 SPG Membrane
南九州に多く堆積するシラス(火山灰)の有効利用として、原料にシラスを用いたガラスのミクロ相分離を活用し、ミクロンオーダーの均一な連続した細孔を自在に設計できる多孔質ガラスを1981年に宮崎県工業技術センターが、開発しました。これが、SPG「Shirasu Porous Glas(シラス多孔質ガラス)」です。
・精密に制御された無数の連続した細孔(モノリス構造)が存在します
・細孔の大きさを0.1μmから50μmの比較的マクロな細孔に至る幅広い範囲で、任意に設計ができます
・狭い細孔分布
・圧力による細孔の変形がありません
・優れた耐熱性(Max500℃)
・表面化学修飾により表面を親水化ないしは疎水化したり、種々の有機官能基を導入することが可能です
・多孔質にもかかわらず機械的強度が非常に高く、耐熱性と断熱性にも優れています
・強アルカリとフッ酸を除く大部分の試薬に侵されません (詳細を見る)
SPGディスポーブル 乳化デバイス(ポンピングコネクター他)
数mlと少量のサンプルで単分散且つ粒子調整可能な、ディスポーザブルタイプのSPGデバイスです。
SPG乳化は、単分散エマルションの粒子径調整ができるのが特徴ですが、もう一つ、他の高速攪拌式や高圧式乳化と比べ非常にスタティック(静的)な乳化で、衝撃に弱い高分子材料や医薬品などの乳化にも適しています。また、ごく少量で乳化できるので、高価な薬剤や試薬を用いた乳化にご使用ください。
SPG透過乳化法を用い、手動で短時間で乳化できる「ポンピングコネクター」。
精度良い単分散エマルションを調製できるSPG直接乳化法を用いた「ダイレクトコネクター」や「フィルターキット」をラインナップしております。
(詳細を見る)
ラボスケール 乳化装置 MN-20 MG-20 KH-125
・単分散エマルション、粒子径調整が容易に行えます。
・1台で。「直接乳化」、「透過乳化」両方行うことが可能です。
・SPG膜のみを交換できるので、1台で様々な大きさのエマルションが調製できます。
・サブミクロン~100μm以上のエマルション調製が可能です。
・十数ml~2リットル程度のエマルション調製に適しています。
・接液部材質が、ステンレス、フッ素ゴムで構成されており、有機溶剤等の耐蝕性液体の乳化も可能です。
・お客様の目的に合わせて、仕様変更することが可能です。
(詳細を見る)
取扱会社 SPG膜乳化法
SPG膜素材(パイプ、ディスク等)の製造販売。 SPG応用製品(乳化装置、ろ過装置、バブリング装置等)の製造販売。 :ディスポーザブルタイプ、ラボスケール、ベンチスケール、実製造機まで対応 SPG関連技術(乳化、ろ過、バブリング等)の依頼試験 :共同研究(医療用ディスポーザブルデバイス開発等実績有) :依頼試験(単分散エマルション調製方法の開発等) 特注オーダーメイド製品の開発、試作
SPG膜乳化法へのお問い合わせ
お問い合わせ内容をご記入ください。