株式会社ジャイカム・パシフィック
最終更新日:2021-08-26 16:48:40.0
【データシート】高強度ニッケルフリーステンレス『Ergste 9.9007CN』
高強度ニッケルフリーステンレス『Ergste 9.9007CN』
『Ergste 9.9007CN』は、高強度+非磁性+ニッケルフリーの特長をもつ
高機能ステンレスです。
ニッケルを殆ど含有しておらず生体親和性が高いため、医療機器製品への
用途に好適。また、金属アレルギーを引き起こしやすい製品である腕時計や
眼鏡、アクセサリーといった人体に接触する製品用途にも適しています。
融解には、厳選した高純度の原材料を使用。その結果、ニッケル含有量は
0.05%以下となり、マイクロスラグ含有レベルは非常に低い値となっています。
【特長】
■生体親和性 : ニッケルフリー > 0.05
■高強度 : 0.10-15mm のサイズレンジで1400-2800MPa
■高耐食性 : PREN 32-36
■非磁性 : 1.004-1.005μr
■高清浄度: A [硫化物] B [酸化物]
thin 1.5μm 1.5μm
heavy 1.0μm 1.0μm
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
ニッケルフリー高窒素オーステナイトステンレス
当鋼種は開発段階から、生体親和性を高めるためニッケルの除外を目標としてきました。
融解には厳選した高純度の原材料を使用。
その結果ニッケル含有量は0.05%以下となり、マイクロスラグ含有レベルは非常に低い値となっています。
また、再溶融のため加圧エレクトロスラグ再溶融(P-ESR)を行っています。
従来までニッケルフリーの高窒素ステンレスの化学組成は、高いレベルで窒素1%及びマンガン20%を含んでいました。
窒素の溶解度は限られているため、窒素含有量が高いほど窒化クロムの析出物を形成する傾向があります。
マンガンは固溶体中に窒素を保持しなければならず耐食性も損ないます。
そして、機械加工性は窒素含有量が増加するにつれてより困難になります。
これら解決策は、窒素を炭素に置き換えることでした。
伝統的な冶金では従来のオーステナイトにおいて、高い炭素含有量は不利に働きます。
しかし、それが窒素・炭素と組み合わせて使用される場合、過剰な窒素の使用が引き起こす問題を解決します。
ZAPPでは当鋼種の開発にあたり、慎重かつ周到な分析をしてバランスの取れた組成設計を行い、その製品化を実現しました。
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取扱会社 【データシート】高強度ニッケルフリーステンレス『Ergste 9.9007CN』
ZAPP社(本社:ドイツ)の製造する、医療用金属材料の取扱いを行っております。 主な鋼種は、純チタンやチタン合金、コバルト合金、ステンレスにおけるグレードを多種ラインナップしております。 とりわけ、日本国内においては使用されていないZAPP社オリジナル材料もございます。ZAPP社は研究開発部門に注力しており、欧米においてその技術的開発能力が評価されております。
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