サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社/Thermo Fisher Scientific K.K.
最終更新日:2024-10-09 10:51:34.0
【アプリケーションノート】燃焼イオンクロマトグラフィーによるAOF-水性サンプル中に存在する PFASの非ターゲット補完測定
基本情報【アプリケーションノート】燃焼イオンクロマトグラフィーによるAOF-水性サンプル中に存在する PFASの非ターゲット補完測定
燃焼ICによるPFAS測定、LC-MS/MS法との比較
PFAS は人工的に合成された化学物質であり、1940 年代から製造されています。もっともよく知られているPFAS 化合物としては、パーフルオロオクタン酸(PFOA)とパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)があり、化学特性と毒性が広く研究されています。
環境に影響を与える有機フッ素化合物とその前駆体の数が増加しているため、これらの物質の放出を制限し、適切な分析法を開発する必要があります。ドイツ当局は、PFAS、有機塩素化合物、有機臭素化合物、および有機結合した吸着性ハロゲン(AOX)に対する規制を設けています。しかし、多くのPFASやその前駆体は既存の分析法では検出が困難です。
自動燃焼イオンクロマトグラフィー(CIC)を用いることで、AOXなどの有機ハロゲン汚染物質を測定可能です。CIC法は、サンプルを高温で酸化し、生成物を水溶液に吸収してICで検出します。この方法は、ハロゲンのスペシエーションも可能です。
本アプリケーションノートでは、PFASおよび吸着性有機フッ素(AOF)の測定に焦点を当てています。
燃焼イオンクロマトグラフィーを用いたPFASの測定
PFAS 化合物としては、パーフルオロオクタン酸(PFOA)とパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)があり、環境に影響を与える有機フッ素化合物とまだ分析できない前駆体の数が増え続けていることから、適した分析法を開発することが求められています。
そのため、できるだけ多くのPFASを直接定量できる1つの分析ワークフローに対するニーズが高まりつつあります。
従来のイオンクロマトグラフィー(IC)は非イオン性のパーフルオロアルキル物質(PFAS)を直接分析できません。しかし、自動燃焼イオンクロマトグラフィー(CIC)を使用すれば、AOX などの有機ハロゲン汚染物質を測定できます。
有機ハロゲンの合計のみを測定する従来の滴定AOX 法とは異なり、吸着性有機フッ素化合物の追加情報が得られるだけでなく、ハロゲンのスペシエーションも可能となるCICについてご紹介します。
※今回アプリケーションノート内でご紹介しているイオンクロマトグラフは販売終了となっております。後継機はThermo Scientific Dionex Inuvion ICシステムとなります。
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イオンクロマトグラフ『Dionex Inuvion』
Thermo Scientific Dionex Inuvion ICシステムの特長
•コンパクトでスタイリッシュなデザイン
•機能重視のスマート設計により、特別な工具を使わずメンテナンスが可能
•進化した高性能ポンプテクノロジーとエレクトロニクスにより、分析時間を短縮、結果の品質も向上
•柔軟性の高い多用途のプラットフォームにより現在のニーズとご予算に合わせたシステム構成、また将来的にアップグレードが可能
•Chromeleonソフトウエアによる装置制御と解析
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。 (詳細を見る)
取扱会社 【アプリケーションノート】燃焼イオンクロマトグラフィーによるAOF-水性サンプル中に存在する PFASの非ターゲット補完測定
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