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最終更新日:2024-10-18 10:16:58.0

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  • カタログ発行日:2022/02/01

ミニメイトEVO TFFシステム_フライヤー

基本情報ミニメイトEVO TFFシステム_フライヤー

プラグ&プレイのTFFシステムで大容量のサンプルの限外ろ過に!

ポールのミニメイトEVO タンジェンシャルフローろ過(TFF) システムは、最大1Lまでのサンプルのバッファー交換や濃縮を高い信頼性で実施できるように設計されています。新しいTFFシステムでは、下流側に圧力計を追加することで正確な膜間圧力(TMP) の差分計算が可能となり、ユーザーによる制御とバリデーションが容易になりました。加えて攪拌機能の改善やチューブやコネクションの耐久性の向上、そしてセットアップと操作性の改善が施されています。

限外ろ過 TFF ミニメイト EVO システム

限外ろ過 TFF ミニメイト EVO システム 製品画像

タンジェンシャルフローろ過 (TFF) は、液体サンプルをメンブレン表面と平行に流すことで、メンブレン側に一定の圧力を与え、溶質や小分子をメンブレンに透過させるろ過手法です。

一般的な直接フローろ過と比べ、メンブレン面に対して平行に常時灌流されているため、フィルターの目詰まりが起こりにくく、効率的かつ大容量の限外ろ過が実施できます。

Minimate EVO TFFシステムは、大容量のタンパク質・核酸精製に使用でき、広範なMWCO (1K-1000K) を持つオメガメンブレンを用意しております。
また、細胞外ナノ小胞であるエクソソームを大量の細胞培養液から精製するアプリケーションにも向いています。
超遠心法と比べ、TFF手法が細胞培養液からのエクソソームの回収率が高いことが報告されており[1]、ミニメイトでの実績もございます[2]。

大容量サンプルの限外ろ過をご検討の方はぜひお問い合わせ下さい。

[1] Busatto S., et al., Cells, 7, 273-283
[2] Sung SE., et al., Int J Mol Sci, 22, 2889-2900 (詳細を見る

タンジェンシャルフローろ過を活用する大容量のエクソソーム精製

タンジェンシャルフローろ過を活用する大容量のエクソソーム精製 製品画像

エクソソーム精製には、サイズ分画のプロトコールが確立されている超遠心法が数多く活用されています。
一方で超遠心法の性質上、処理できるサンプル量を増やすことが難しいという課題があります。

Cytivaでは、フロー系と限外ろ過を組み合わせた「TFFシステム」を取り扱っており、
この課題を解決できる一つの提案としてご紹介しています。
また、培養細胞からエクソソームの精製・濃縮に利用している事例もございます[1]。

培養細胞系から大容量サンプルからエクソソーム精製を行なうために必要な細胞とデブリスの除去を
はじめ、マイクロベシクルやその他細胞小胞体の除去、エクソソームの精製など各工程に適した製品
を取り扱っております。

1, 細胞培養液のデブリス除去:Supracap 50,100デプスフィルターカプセル
2, マイクロベシクルやその他細胞小胞体の除去:VacuCapボトルトップフィルター
3, エクソソーム精製:Minimate EVO TFFシステム

[1] Jong et al., Nat Commun. 2020. 11. 1113.  (詳細を見る

取扱会社 ミニメイトEVO TFFシステム_フライヤー

Cytiva

1. 下記商品の輸出入、製造、開発、販売、賃貸、ならびに保守 -バイオ医薬品製造用の試薬、消耗品、機器およびその付属品 -生命科学研究用化学薬品類および試薬ならびに理化学計測用機器 2. 上記に記載の商品に関わる調査、研究およびその請負、データベース・ソフトウェアの販売、実施権許諾 3. 上記に掲げる商品および事業に関する、各種トレーニング・コンサルティング業務および分析業務 4. 古物営業法に基づく古物商 5. これらに関連または附帯する一切の業務


成功事例