遠州熱研有限会社
最終更新日:2022-10-18 17:38:24.0
遠州熱研有限会社 会社案内
金属熱処理加工サービス
当社では、輸送機器や産業・工作機械・自動車部品をはじめ、多種多様な
製品の金属熱処理加工、金属表面処理加工を行っております。
焼入れによって生じた長物製品等の反り(曲り)を矯正する「歪取り」や、
独自の調合技術で金属表面を光沢のある黒色にする「黒染め」処理に
自信があり、黒染め槽は最大2000mm以上の大物~極小サイズの物まで
幅広い製品に対応しております。
ご要望の際はお気軽にお問い合わせください。
【当社の強み】
■多種多様な製品への対応
■短納期対応(単品・少ロット品)
■固有の熟練技術
■事業継続力強化計画
※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。 (詳細を見る)
【加工技術】焼き嵌め(やきばめ)
『焼き嵌め』とは、軸と軸受けを加熱膨張を利用し、はめ込む処理です。
軸受けのみを加熱膨張させた状態で、軸をはめ込み、その後の軸受けの
冷めにより、軸と軸受けは固着した状態となります。
ご用命の際はお気軽にお問い合わせください。
【特長】
■軸と軸受けを加熱膨張を利用し、はめ込む処理
■軸受けの冷めにより、軸と軸受けは固着した状態になる
■JIS加工記号:AFTS
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【加工技術】黒染め
『黒染め』とは、鋼の表面を黒色光沢に仕上げる処理で、苛性ソーダを
主成分とした水溶液中に浸漬処理する化成方法です。
皮膜の組成はFe3O4(四三酸化鉄)。表面の化学反応に由来する為、厚さは
通常1~2μ(処理時間によって多少異なる)で、製品寸法には殆ど影響が無く、
精密部品の着色・防錆に適しています。
多種多様な製品に対応し、長年の経験と独自の調合技術により高品質を
実現しております。
【特長】
■金属の表面がそのまま黒化するので、寸法の変化は極めて小さい
■一般的な鉄、鋼、鋳鉄など殆どの材料に適用可能(アルミ・ステンレス除く)
・一部の材質や鋳鉄、焼入れ品において、やや赤黒くなることがある
■美しい黒色光沢により商品付加価値を高める
■低コスト・短納期にて対応可能(最短即日納品可能)
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【加工技術】析出硬化
『析出硬化(せきしゅつこうか)』とは、析出硬化系ステンレスを所定の
温度に加熱保持後、空冷し硬質化する処理です。
組織や構造の異なる別の相が、個体の内部に生じる事を析出と言い、
人工的に別の相を析出させる事で硬化させる処理が析出硬化で、
時効硬化とも言います。
SUS630の析出硬化処理条件は、次の4条件に規定され、
H900・H1025・H1075・H1150のいずれにも対応出来ます。
【特長】
■析出硬化系ステンレスを所定の温度に加熱保持後、空冷し硬質化する処理
■SUS630の処理条件
・4条件に規定
・H900・H1025・H1075・H1150のいずれにも対応可能
■JIS加工記号:HAG
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【加工技術】ショットブラスト
『ショットブラスト』とは、鋼表面のスケール、錆、塗装等の付着物や
汚れを除去する処理です。
モーターの動力を使いブレードと呼ばれる羽根車を高速で回転させ、
これに鋼製の小球(ショット)を送り込み、高速回転するブレードの
遠心力により表面に吹き付けて清浄します。
外観、防錆の向上、下地処理にも適しています。
【特長】
■付着物や汚れを除去する処理
■高速回転するブレードの遠心力により表面に吹き付けて清浄
■外観、防錆の向上、下地処理にも適している
■JIS加工記号:SBSH
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【加工技術】炎焼入れ(フレームハード)
『炎焼入れ』とは、高温の炎で鋼の表面を加熱後、焼入れし、表面層を
硬化させる処理です。
トーチを使い、部分的に加熱し、急冷します。耐摩耗性の高い硬い表層と
靱性の高い心部を持たせることができ、表面に大きな圧縮の残留応力が
生じるので疲労強度が向上します。
小物の部分焼入(Φ30程度以下の範囲)に適しています。
【特長】
■高温の炎で鋼の表面を加熱後、焼入れし、表面層を硬化させる処理
■耐摩耗性の高い硬い表層と靱性の高い心部を持たせることが可能
■表面に大きな圧縮の残留応力が生じるので疲労強度が向上
■小物の部分焼入(Φ30程度以下の範囲)に適している
■JIS加工記号:HQF
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【加工技術】防炭処理
『防炭処理』とは、浸炭焼入を避けたい部分に行われる処理です。
ネジ部や熱処理後の切削加工部に防炭剤を塗布する事で、
浸炭時に於ける炭素の浸入を防ぎます。
塗布部分は母材の炭素量のまま焼入されるため、浸炭された
部分に比べて硬度が上がりません。焼割れ防止にも有効です。
【特長】
■浸炭焼入を避けたい部分に行われる処理
■浸炭時に於ける炭素の浸入を防止
■焼割れ防止にも有効
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【加工技術】ガス軟窒化
『ガス軟窒化』とは、所定の温度下で、鋼の表面から窒素と炭素を
浸透・拡散させ表層面のみを硬質化する処理です。
500℃~600℃未満の炉内にNH3+N2+CO2を供給し、分解した活性窒素と
炭素が表面より浸透・拡散します。
表面には炭窒化物による化合物層が、直下に拡散層が生成される事により、
耐摩耗性、耐疲労性が向上します。
【特長】
■処理温度が低い為、歪が抑えられる
■寸法変化が小さい点もガス軟窒化の長所
■ほとんどの鉄鋼材料に対して適用可能
■タフトライド(塩浴軟窒化)と同等の処理
■JIS加工記号:HNC-G
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【加工技術】歪取り(ひずみとり)
『歪取り』とは、熱処理で鋼材に生じた曲がりを矯正する処理です。
浸炭品、調質品にはプレス矯正を、焼入品には加熱矯正を行います。
形状、材質、硬度等の条件次第では、クラックを生じるリスクが有ります。
【特長】
■熱処理で鋼材に生じた曲がりを矯正する処理
・浸炭品、調質品にはプレス矯正
・焼入品には加熱矯正
■JIS加工記号:ZS
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【加工技術】焼なまし(焼鈍)
『焼なまし』とは、鋼を所定の温度以上に加熱保持後、徐冷する処理です。
工具や機械部品を加工する際には、残留応力(加工や熱で生じる応力)の除去、
素材の軟化、組織の均一化等、被削性を改善する必要があります。
800℃以上で加熱保持後、徐冷する事で、被削性、展延性、靭性が向上します。
【特長】
■鋼を所定の温度以上に加熱保持後、徐冷する処理
■被削性、展延性、靭性が向上
■目的の性質改善に合わせて処理を選択
・拡散焼なまし ・完全焼なまし ・球状焼なまし
・等温変態焼なまし ・応力除去焼なまし
■JIS加工記号:HA
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【加工技術】焼ならし(焼準)
『焼ならし』とは、鋼を所定の温度以上に加熱保持後、大気放冷する処理です。
鍛造・鋳造・圧延された鋼材は、結晶粒の粗大化、組織の不均一が見られ、
機械的性質が不十分です。
800℃(変態点)以上で加熱保持後、放冷する事で、結晶粒の微細化、組織の
均一化、強靭性の向上、残留応力(加工や熱で生じる応力)の除去等、機械的
性質が改善されます。
【特長】
■鋼を所定の温度以上に加熱保持後、大気放冷する処理
■結晶粒の微細化、組織の均一化
■強靭性の向上、残留応力(加工や熱で生じる応力)の除去
■機械的性質が改善される
■JIS加工記号:HNR
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【加工技術】協力企業委託処理
当社は、信頼のおける協力企業様を選定し、委託にて承っております。
高周波焼入をはじめ、真空焼入、パーカー処理、塩浴軟窒化(タフトライド)、
大物焼鈍/ショット品など。
ご用命の際はお気軽にお問い合わせください。
【概要】
■高周波焼入
・一般鋼材に適用可
・納期目安=受入日より2~3営業日目
(歪取の有無により例外有り、大物はお問い合わせ下さい)
■真空焼入
・適用材:SKD系/SKH系/マルテンサイト系SUS/SK/中炭素鋼
・納期目安=受入日の翌日~2営業日目(硬度、歪取の有無により例外有り)
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【加工技術】調質(素材・粗加工品)
『調質』とは、焼入後、高温で焼戻しを行う処理です。
焼入後に550℃以上で焼戻しを行う事で、ソルバイト組織が形成され、
高い靭性(粘り強さ)が得られます。
ご要望の硬度に調整致しますので、ご用命の際はお気軽に
お問い合わせください。
【特長】
■焼入後に550℃以上で焼戻しを行う
■ソルバイト組織が形成される
■高い靭性(粘り強さ)が得られる
■ご要望の硬度に調整可能
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【一点物の焼き入れも可能!】短納期焼入・焼戻しもお任せ下さい!
焼入をする事で、鋼の硬度は高くなり強度が増しますが、硬化の程度は
鋼に含まれる炭素量や含有される合金元素、物の大きさによっても
最高硬さや硬化の深さが変化します。
焼入した鋼の組織は脆く、内部応力が生じた状態ですので、再加熱して
硬さの調整、内部応力の緩和、靭性の改善を実施。
焼入後の焼戻しは必須で、低温焼戻し(200℃以下)と高温焼戻し
(500℃以上)に大別され、高温焼戻しを「調質処理」と言います。
焼戻し温度と保持時間の組み合わせにより、目的の硬度を得る事が出来ます。
【特長】
■焼入:鋼を所定の温度以上で加熱保持後、水・油等で急冷し硬化させる処理
■焼戻し:焼入後に所定の温度に再加熱する処理
■焼戻し温度と保持時間の組み合わせにより、目的の硬度を得る事が可能
■JIS加工記号:HQ(焼入)、HT(焼戻し)
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
【加工技術】浸炭焼入・浸炭窒化焼入
「浸炭焼入」とは、金属の表層から炭素を浸透・拡散させて表面のみを
焼入硬化する処理です。
表面は硬く耐摩耗性が得られ、内部は硬さが低いため高靭性が得られ、
耐疲労性も改善できます。
また「浸炭窒化」とは、鋼の表面に炭素と同時に窒素を浸透・拡散させ、
表面層のみを焼入硬化する処理です。耐摩耗性が向上します。
【特長】
■浸炭焼入
・表面は硬く耐摩耗性が得られる
・内部は硬さが低いため高靭性が得られる
・耐疲労性も改善可能
■浸炭窒化
・表面層のみを焼入硬化する処理
・耐摩耗性が向上
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【加工技術】光輝焼入
『光輝焼入』とは、表面が金属光沢を保った状態で仕上がる焼入方法です。
無酸化雰囲気中で処理する事により酸化や脱炭を防止し、光輝性を保護可能。
ショット等の後工程の削減にもつながります。
ご用命の際はお気軽にお問い合わせください。
【特長】
■表面が金属光沢を保った状態で仕上がる焼入方法
■酸化や脱炭を防止
■光輝性を保護できる
■ショット等の後工程の削減にもつながる
■JIS加工記号:HQB
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【加工技術】真空浸炭焼入(ダイレクト浸炭)
『真空浸炭焼入』とは、真空炉内にて行う浸炭焼入方法です。
炉内に供給したアセチレンガスが熱分解し、発生した炭素が表面より
浸透・拡散。浸炭の効果に加え、表面層の粒界酸化や浸炭ムラが無いので、
細孔内面も可能です。
また、光輝色で仕上がる為、通常の浸炭焼入に比べ、品質向上が望めます。
【特長】
■真空炉内にて行う浸炭焼入方法
■浸炭の効果に加え、表面層の粒界酸化や浸炭ムラが無いため細孔内面も可能
■光輝色で仕上がる
■通常の浸炭焼入に比べ、品質向上が望める
■JIS加工記号:HQV
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