アルケマ株式会社京都テクニカルセンター
最終更新日:2022-11-25 16:57:59.0
ブス・バー、バッテリーラック、電機デバイス等へのリルサンPA11粉体塗装のメリット3.0
基本情報ブス・バー、バッテリーラック、電機デバイス等へのリルサンPA11粉体塗装のメリット
銅、アルミ、鉄との密着性に優れ、優れた電気絶縁性と靭性に富むPA11粉体塗装コーティングの提案
アメリカや日本で標準的な、エポキシ樹脂による電気絶縁のための粉体塗装は、端子部のマスキングを除去するときや、取り扱いの際に衝撃を加えると、欠けたり、割れたり、ひびが入ってしまうことが多々あります。
そのため、作業性が悪く、トータルコストが高くなってしまいます。
一方でPA11による粉体塗装のコーティングは、塗膜の靭性が高いため、塗膜が破損することがなく、マスキングの除去も容易で、作業性が改善され、取り扱いの手間が軽減されます。また、薄肉でも高い電気絶縁性を発揮するので、放熱性も改善することができます。
PA11は、食用作物が栽培できない痩せた土地でも生育させることのできるトウゴマの種子を絞ることで得られる「ひまし油」を原料とする、100%植物由来の素材です。
静電塗装、流動浸漬による粉体塗装が可能で、環境に優しい塗料です。
植物由来高性能ポリアミド(ナイロン)粉体塗料
Rilsan Fine Powders(リルサン・ファイン・パウダー)は、約50年前に防さび目的の金属塗装用の粉体塗料として開発されて以来、水道用資材、自動車用部品等をはじめとして多くの製品にご採用いただいています。
ひまし油から合成されるRilsan File Powdersは、100%植物由来の製品であり、かつ、環境に有害な添加物を含んでいません。
(詳細を見る)
取扱会社 ブス・バー、バッテリーラック、電機デバイス等へのリルサンPA11粉体塗装のメリット
アルケマのポリアミドの歴史は長く、1938年前身オルガニコ社がポリアミド11(ヒマシ油由来)の開発着手、1944年同パイロットプラントを建設、1955年から商業生産を開始しました。 現在ポリアミド11を商業生産しているのはARKEMAのみ、ヒマシ油から11-アミノウンデカン酸(PA11モノマー)、PA11の一貫生産を行っています。 また石油由来のポリアミド12、ポリアミド系エラストマー、ランダム共重合ポリアミド(ホットメルト)、優れた透明性のポリアミド、耐熱性に優れたポリフタルアミド、剛性に優れたメタキシレンジアミン(MXD)、ポリアミド-ポリオレフィン・アロイなど高機能なポリアミド樹脂を製造販売しています。 射出成形、押出成形用のペレット以外にも、金属等への粉体塗装用のPA11パウダー、塗料用添加剤、CFRPの衝撃改良剤、化粧品の基材に使用されているOrgasolも製造販売しています。 Kynar PVDFはバランスの取れた性能を有し、フッ素樹脂特有の耐熱・耐薬品・耐紫外線性を示しつつ、通常の方法で溶融成型することもでき、極性溶剤へ溶かし塗料やリチウムイオン電池用途に用いることもできます。
ブス・バー、バッテリーラック、電機デバイス等へのリルサンPA11粉体塗装のメリットへのお問い合わせ
お問い合わせ内容をご記入ください。