株式会社吉田SKT
最終更新日:2024-10-20 17:23:16.0
「電気を通しにくい」フッ素樹脂の電気特性を解説
基本情報「電気を通しにくい」フッ素樹脂の電気特性を解説
プラスチックの電気特性についてフッ素樹脂を中心に解説します。
■INDEX■
1 樹脂の電気特性とは
2 電気の流れとは
3 導体・絶縁体の違いとフッ素樹脂
4 フッ素樹脂(PTFE)の分子構造による電気特性とは?
4-1 フッ素樹脂の電気特性「絶縁性」
4-2 フッ素樹脂の電気特性「誘電率、比誘電率」
4-3 フッ素樹脂の電気特性「誘電正接」
5 フッ素樹脂と帯電
5-1 フッ素樹脂の帯電防止性
電気特性に優れるプラスチック フッ素樹脂(PTFE)
■ プラスチック素材の電気特性とは
プラスチックの電気特性は「絶縁性」「誘電性」「耐電性」などが挙げられます。
■ フッ素樹脂(PTFE)の電気特性とは?
フッ素樹脂(PTFE)は分子内の原子の配列が緻密で対称であるため、電荷の分極が極めて小さい「無極性高分子」に分類され、次のような電気特性を発揮します。
■代表的なフッ素樹脂、PTFEの絶縁性
PTFEの体積抵抗率、表面抵抗率は非常に低く電気を通しにくい素材と言えます。
PTFE 3.2mm厚の絶縁破壊強さは19KV/mmです。PTFEの絶縁破壊の強さはPEEKの19KV/mmと同等でPPSの15KV/mmよりも優れます。
※より詳細は下記リンクより公式サイトをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
ステンレスの絶縁表面処理とは?
■ステンレスの腐食と絶縁
ステンレスは、錆びにくい金属として知られていますが、異種金属間腐食を起こすことがあります。
絶縁性の高い樹脂で被膜して電気的な接触を断つことによりガルバニック(異種金属間)腐食を防ぐことができます。
■絶縁性の高い樹脂
一般的に、プラスチック(樹脂)は電気を通しません。
その中でも、フッ素樹脂やポリイミドといった樹脂は
特に電気絶縁性優れ耐熱性にも優れるためさまざまな用途で活用できます。
■絶縁表面処理の注意点
フッ素樹脂コーティングなどでステンレス表面を絶縁コーティングすることで、
ステンレス表面に電気が流れない状態を保つことができます。
しかし、このようなコーティングは高温での焼き付けが必要であったり、ピンホールの無いコーティングが必要です。
そのため基材(部材)の設計や膜厚なども検討が必要で、専門の業者に依頼するのが適切です。
※フッ素樹脂の電気特性については”PDFダウンロード”をクリックいただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
ステンレスへの絶縁被膜をご検討の際は、ぜひ吉田SKTまでお問い合わせください。 (詳細を見る)
取扱会社 「電気を通しにくい」フッ素樹脂の電気特性を解説
■加工製品・取扱商品 ・テフロンコーティング ・フッ素樹脂コーティング ・PFAS不使用コーティング ・シリコーンコーティング ・PI・PBI・PEEKコーティング ・フッ素樹脂製品(PTFE、FEP、PFA) ・非粘着性、撥水性、離型性、低摩擦性、すべり性、耐摩耗性 耐食性、耐薬品性、耐熱性、電気絶縁性等の表面処理 ■事業所のご案内 〇名古屋事業所 名古屋市港区新茶屋三丁目1238番地 TEL:(052) 302-3030(代表) 〇東京事業所 東京都荒川区町屋五丁目4番6号 TEL:(03) 3895-0351(代表) 〇山口事業所 山口県美祢市大嶺町東分字池尻3058番45 TEL:(0837) 52-0811(代表) 〇横浜営業所 横浜市神奈川区神奈川本町3-1弘中ビル302号 TEL:(045) 451-0033(代表) 〇大阪営業所 大阪市城東区成育四丁目9番14号 TEL:(06) 6933-5123(代表) 〇広島営業所 広島県東広島市西条町下見4343番地10 TEL:(082)421-3335(代表)
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