SCONA TPPL 1214 PA：PLAベース多機能のグラフトポリマー2022年12月

ポリ乳酸系コンパウンドの粘度調整剤で、配合時の溶融張力および分子量を増加させ、材料の加工性を向上させる。

主なご提案用途
・粘度調整剤
・相溶化剤
・カップリング剤

特長
SCONA TPPL 1214 PAは、グリシジルメタクリレートで官能化されたポリ乳酸(PLA)に基づく高性能ポリマー改質剤です。本製品は、その反応性エポキシド基により、重縮合ポリマーの分子量を増加させ、ベースポリマーの溶融粘度度を増加させることによって、粘度増強剤として作用します。このようにして、押出成形および熱成形の際に優れた加工性が達成されます。添加剤はPLAベースであるため、PLAベースのコンパウンドでの使用に特に適しています。さらに、SCONA TPPL 1214 PAは、ポリ乳酸およびポリブチレンサクシネート(PBS)およびポリブチレンアジペートテレフタレート(PBAT)などの他の極性バイオベースポリマーから作製されるブレンドの顕著な相溶化剤であり、これは、相溶性を増加させ、ブレンド成分の均一な分布を確実にするためです。SCONA TPPL 1214 PAは、木材およびガラス繊維で強化されるポリ乳酸系コンパウンドにおけるカップリング剤として使用することができ、機械的特性および加工性を向上します。