アプリケーションノート・TFFとカプセルフィルターを組み合わせた効率を高めたろ過方法の提案

タンジェンシャルフローろ過 (TFF) は、液体サンプルをメンブレン表面と平行に流すことで、メンブレン側に一定の圧力を与え、溶質や小分子をメンブレンに透過させるろ過手法です。

一般的な直接フローろ過と比べ、メンブレン面に対して平行に常時灌流されているため、フィルターの目詰まりが起こりにくく、効率的かつ大容量の限外ろ過が実施できます。

Minimate EVO TFFシステムは、大容量のタンパク質・核酸精製に使用でき、広範なMWCO (1K-1000K) を持つオメガメンブレンを用意しております。
また、細胞外ナノ小胞であるエクソソームを大量の細胞培養液から精製するアプリケーションにも向いています。
超遠心法と比べ、TFF手法が細胞培養液からのエクソソームの回収率が高いことが報告されており[1]、ミニメイトでの実績もございます[2]。

大容量サンプルの限外ろ過をご検討の方はぜひお問い合わせ下さい。

[1] Busatto S., et al., Cells, 7, 273-283
[2] Sung SE., et al., Int J Mol Sci, 22, 2889-2900 （詳細を見る）

『Supracap 50&100デプスフィルターカプセル』は、高性能な3種の
Seitz・デプスフィルターメディアにより、様々なサイズの細胞、組織
断片等を効率的に除去します。

「Seitzバイオ20 メディア」は、高純度の未変性および変性セルロース膜で、
無機素材フリー。「ザイツPシリーズメディア」は、セルロースファイバー、
ろ過助剤、レジンで構成されております。

また「Seitz HPシリーズメディア」は、死細胞や固形物を多く含む溶液や、
様々なサイズ粒子を含む溶液のろ過処理を行う際に好適です。

【Seitzバイオ20 メディア 特長】
■高純度の未変性および変性セルロース膜で、無機素材フリー
■タンパク質溶液、透析液等のイオン感受性をもつサンプルの処理に好適
■ろ過により分析アプリケーションのカラム等に保護に有効

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 （詳細を見る）

『AcroPakカプセルフィルター・Suporメンブレン』は、高流量で高ろ過量、
低タンパク質吸着性が要求される溶液に好適です。

「AcroPak 20・Supor」をはじめ、「AcroPak 200・Supor」、
「AcroPak 500・1000・1500・Supor」をラインアップ。

内蔵型プレフィルターにより、高粘性溶液や微粒子を多く含む溶液（血清を
含む培地など）の処理においてろ過寿命を延長します。

【ラインアップ】
■AcroPak 20・Supor
■AcroPak 200・Supor
■AcroPak 500・1000・1500・Supor

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 （詳細を見る）