ビカ・ジャパン株式会社
最終更新日:2023-11-24 10:13:28.0
【WIKA技術情報】国際温度目盛ITS-90校正サービスについて
基本情報【WIKA技術情報】国際温度目盛ITS-90校正サービスについて
WIKAでは国際温度目盛ITS-90準拠の校正とilac-MRA校正証明書の発行を行うことができます。
WIKAでは様々な温度校正サービスを提供しています。
校正を実施するにあたり、国際基準に準拠したトレーサビリティを遵守することが重要です。工場や研究所で使用される高精度の校正基準器に対しては、より精度の高い基準を用いる必要があります。その方法として国際温度目盛ITS-90に準拠した固定点校正が挙げられます。これは、物質が持つ融点や三重点などの特異点を利用した校正です。これらの特異点は極めて再現性が高く安定で、高い精度を達成することができます。WIKAのドイツ工場では銀の三重点、水の三重点、ガリウムの融点、錫の融点、亜鉛の融点、アルミニウムの融点を設定可能で、- 38.8344 °C から660.323 °Cの間で校正を行うことができます。
【動画で分かる】温度校正の方法~比較校正、定点校正とは?~
ダイヤル式温度計、抵抗温度計(Pt100やPt1000)、熱電対等の温度測定器の校正には、定点校正と比較校正の2つの方法があります。
■定点校正
独自の3点校正により、温度定点で最も正確な校正を実現します。三重点とは、物質の三相が熱力学的に平衡状態になる事です。水の場合国際温度目盛(ITS-90)によって三重点は0.01℃として定義されました。これは液状の水、水蒸気、氷の量的比率が変わらないことを意味します。
三重点に到達するまでには多くの時間と手間がかかりますが、一度到達してしまえば長期間安定して温度を保つ事が出来ます。一定の温度状況になる事で、温度計器の偏差を最も正確に確認を行えます。
定点校正は対象の温度計が基準温度計として使用されており、再現性と高精度の要求を満たします。
■比較校正
上位機関等で校正された基準温度計と校正対象の温度計とを比較して校正する方法です。比較校正は恒温槽、ブロックゲージまたは電気炉で行います。校正対象のプローブを校正装置に挿入し、いくつかの校正点で基準温度計との器差を記録します。トレーサビリティを持つ基準温度計により、様々な要求精度での校正を可能とします。 (詳細を見る)
【動画で分かる】計器の校正について~校正、検証、調整とは?~
全ての計器は機械的、化学的、設置 運転環境等により経年劣化が生じ、測定値や精度のずれが生じてきます。経年劣化を防ぐことは出来ませんが、校正を行うことで経年劣化の早期発見は可能です。
校正と検証の違いとは何でしょうか? そして、どのタイミングで調整するべきでしょうか?
◆校正とは、国家規格もしくは国際規格にて認証された基準器と校正対象の試験器との測定結果を比較し、どの程度器差があるかを確認することをいいます。校正試験結果が製品仕様の範囲内であれば、試験成績書とともに校正証明書が発行されます。
◆検証とは、基準とする計測器の器差が公的機関等の規格で規定された範囲内にあるかを確認し、合否判定を行う事をいいます。校正と検証は、表示された値から製品の品質を見極める事を目的としています。測定器自体に手を加える事は認められていません。
◆調整では検出された測定器差を精度範囲内に抑えるために、測定器に手を加える事が許されています。調整は機器を校正して精度外と判断された際に、精度内におさまる様に機器の調整を行ってから再校正を実施します。
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【動画で分かる】圧力センサーの総合誤差範囲とは?
圧力センサーは動作温度の違があっても測定偏差は正常に保たれますが、必ずしも基準条件下での動作を行えるとは限りません。そこで、WIKAでは全ての圧力センサーに "総合誤差範囲 "を定義しています。
圧力センサーの動作温度は、周囲温度と媒体温度で構成されています。圧力センサーの精度を保証する周囲温度から逸脱していることのほうが一般的です。これらの温度影響はセンサーの精度に影響を与えます。
WIKA圧力センサーの総合誤差範囲は、最大偏差を示します。偏差は各計器により異なりますが、偏差は常に総合誤差範囲内に収まります。
総合誤差範囲は基準温度に基づいており、一般的な使用温度に対応しうる偏差を表示しています。圧力センサーの総合誤差範囲はWIKAデータシートに記載されており、ここでは最小精度を反映しています。
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【動画紹介】圧力センサの精度とは?~3つの誤差~
圧力センサの精度とは何を意味しているのか、目的とする測定結果から誤差が生じる不正確さはどのようにして生じるのか。この動画では、圧力センサの精度に関連して最重要な要素であるゼロ点誤差、スパン誤差、非直線性について説明しています。
ゼロ点誤差、スパン誤差、非直線性およびヒステリシスや再現性などの誤差の相互作用が「精度」と呼ばれています。「精度」という言葉は、製品仕様書などの書類の中で多用されますが、規格では明確に定義されていません。残念ながら「精度」とは何かについての共通認識はありません。実際には「精度」ではなく、関連するさまざまなデータがあります。これらすべてを合わせて「精度」を表しています。圧力センサの精度に関連する要素は、規格で統一されています。例えば、測定誤差にはシステマティックな要素とランダムな要素が含まれているため、精度の数値は統計的に決定されます。
「最大」と「標準」で表示されている測定誤差は区別する必要があります。最大誤差の場合、納入される製品の大半は最大誤差よりも小さい誤差となっているはずです。「typ.」という記述がある場合は、誤差が指定された「標準」誤差の数倍になることもあります。 (詳細を見る)
【動画紹介】計器校正について | 校正、検証、調整の違いとは?
▬ この動画の内容 ▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬▬
00:00 – 導入
00:04 - 校正 - 調整 – 検証
00:37 - 計器の校正とは?
01:22 - 調整とは?
01:34 - 検証とは?
01:49 - WIKA校正室における校正サービス
全ての計器は機械的、化学的、設置 運転環境等により経年劣化が生じ、測定値や精度のずれが生じてきます。経年劣化を防ぐことは出来ませんが、校正を行うことで経年劣化の早期発見は可能です。
校正と検証の違いとは何でしょうか? そして、どのタイミングで調整するべきでしょうか?
WIKAの校正ラボでは、測定器の校正、調整、検証を行うことができます。
お気軽にご相談ください。
https://www.wika.co.jp/contact_ja_jp.WIKA?cnType=1 (詳細を見る)
【動画紹介】一般校正とISO 17025認定校正は何が違うのか?
お客様の測定器はWIKAの校正ラボにて精度確認と校正を行う事が出来ます。校正は一般校正またはISO17025の認定校正のいずれかにて行います。どちらも校正結果は校正証明書に記載され、校正された測定器には校正済のステッカーが貼られます。
ISO17025の認定校正のみ、国際認定機関により認定を受けた試験機器にて試験が行われることを保証します。トレーサビリティ体系図は検査 工場で使用する標準器から試験標準器、国家標準器までの階層が構造化されて表記しています。測定誤差要因であるヒステリシスやばらつきだけでなく、測定偏差や基準器の不確かさを明確化した上で測定不確かさとして文書化されています。一般校正と比較した場合、ISO17025の認定校正はより正確かつ広範囲に有効で、国際的にも認められています。
一般校正については、ヒステリシスのみを考慮して測定器差を決定します。工場出荷時の校正は、DIN / EN10204に準拠した検査証明書として発行されます。 (詳細を見る)
【WIKA技術情報】ドライウェル温度校正槽での総合不確かさ改善法
WIKAでは、ドライウェル温度校正器での不確かさを最小限にするためのソリューションを提供しています。
精度を左右する要素である不確かさには、周囲環境や計測機器など、あらゆる原因により大きくなります。これらのすべての不確かさを足し算した最大値を「総合不確かさ」と呼んでいます。
WIKAでは、高精度のドライウェル温度校正器CTD9350シリーズやCTD9100シリーズでの校正作業における総合不確かさを低減するため、高精度温度計CTR3000や測温抵抗体プローブCTP5000などを提供しています。
これらのソリューションを用いることで、高精度の抵抗温度計の校正も可能になります。 (詳細を見る)
【WIKA技術情報】国際温度目盛ITS-90校正サービスについて
WIKAでは様々な温度校正サービスを提供しています。
校正を実施するにあたり、国際基準に準拠したトレーサビリティを遵守することが重要です。工場や研究所で使用される高精度の校正基準器に対しては、より精度の高い基準を用いる必要があります。その方法として国際温度目盛ITS-90に準拠した固定点校正が挙げられます。これは、物質が持つ融点や三重点などの特異点を利用した校正です。これらの特異点は極めて再現性が高く安定で、高い精度を達成することができます。WIKAのドイツ工場では銀の三重点、水の三重点、ガリウムの融点、錫の融点、亜鉛の融点、アルミニウムの融点を設定可能で、- 38.8344 °C から660.323 °Cの間で校正を行うことができます。 (詳細を見る)
取扱会社 【WIKA技術情報】国際温度目盛ITS-90校正サービスについて
各種製造機械、半導体製造装置、オイル・ガス・化学プラント、発電所等殆ど全ての産業分野にて使用される機械式・電子式の圧力計・温度計、液面計、流量計、荷重計、校正器等の輸入販売を行っています。
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