株式会社東北テクノアーチ
最終更新日:2024-01-12 14:01:11.0
東北大学技術:耐熱合金およびその製造方法:T19-374
東北大学技術:耐熱合金およびその製造方法:T19-374
従来、航空機や発電所のタービン材料として、Ni基超合金が多く利用されている。タービンは燃焼効率の向上などが求められることから、その材料には高耐熱性が求められている。近年、5元系以上の多元系合金である高エントロピー合金が注目されている。高エントロピー合金とは、配置エントロピーが最大化されているため、高い安定性を発揮することが期待され、このような特徴を活かし、高温での機械的強度に優れた材料としての応用が進められている。しかし従来材料では十分ではなかった。
本発明によって、高温での機械的特性に優れた耐熱合金を提供することが可能になった。開発した合金は耐火金属元素を有し、BCC構造のマトリックス相とその中に耐火金属元素が分布した第2の相を有することを特徴とする。その結果、従来の耐熱合金をより硬くすることができ、高温での降伏強度を高めることを実現した。
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