掲載開始日:2019-02-07 00:00:00.0
【今日のANSYS】加熱炉の熱流体解析技術導入
出光興産株式会社様がWebサイトで公開されている「加熱炉の熱流体解析技術導入」の概要をご紹介します。
重質油を扱う加熱炉は、高温加熱によって加熱管内壁にコークが付着して、
加熱管が異常高温となる現象「コーキング」が問題になっています。
そこで、このコーキングの発生や促進状況を事前に把握するために
Fluent(現ANSYS Fluent)を用いて発生箇所などを予測されています。
バーナー周りの燃焼反応を解く燃焼解析、燃焼ガスの流動現象を解く流動解析、
燃焼ガスからの輻射と対流伝熱を解く伝熱解析から、加熱炉内の燃焼ガスの挙動を把握し、
燃焼条件による熱流束分布、加熱管表面温度分布への影響を解明されました。
加熱炉表面温度解析に熱流体解析技術を導入することは、燃焼ガスの挙動を考慮した
解析が可能となることから、特に不均一な燃焼条件の加熱炉に対して適正な運転、
保全管理指針を立案するのに有効な手段となることがわかりました。
また事前の予想通り、バーナーの均一(全数)燃焼の重要性を改めて認識でき、
既存製品に対するバーナー仕様の適正化を図ることができました。
取扱会社
■プロダクトの販売および技術サポート ・単独として魅力的でかつ将来性のある分野に属するプロダクト ・何らかの形で既存のプロダクトと連成・連結でき、お客様の問題に対してより良いソリューションを提供するプラットフォーム ・多分野間の連成・連結のためのプロダクト ・デジタルシステムに、シームレスにインテグレートするための必要な機能を有するプロダクト ・様々な解析技術やプロセス、データ群を複合的に活用できる環境:シミュレーション・プロセス・データ・マネジメント(SPDM)が実現できる ■エンジニアリングコンサルティング プロダクトの販売と共にエンジニアリングコンサルティングにも注力。様々な問題解決に必要なプロダクトの利用技術の移転、精度向上及び高速化のための物理モデル開発と組み込み、また、お客様の設計開発業務のプロセス改善と短縮のご提案といったコンサルティングサービスをご提供。 ■MBD・CAEを中心とするシステム構築と開発 長年蓄積してきた解析技術とノウハウ、お客様の課題に対する幅広い知識、様々なプロダクトを使いこなす経験とアクセス環境、これらとシステム開発の経験を統合した設計プロセスのご提案。
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