室内がカビの発育できる環境を保っている場合、居住者はカビ汚染が目に見える状態になってはじめて気付く。そして気付いた時には、すでに汚染部分からカビ胞子が室内に飛散している。カビが発生する環境であるかどうかを未然に知ることができれば、カビによる被害を受ける前に対応できるはずである。
そこで生きているカビそのものを環境のセンサに使い、その発育速度から環境を定量的に表示する方法を開発し『カビ指数(fungal index)』と名付けた。筆者はカビ指数を用いた環境調査を続けている。
基本情報環境調査 カビ指数
《カビ指数測定法の概略》
(1) カビセンサを環境曝露(一定期間調査環境に設置)。
(2) 回収。
(3) カビセンサ内部のセンサ菌を顕微写真撮影。
(4) 菌糸長の計測。
(5) 菌糸超を応答単位に換算。
(6) 応答単位÷曝露週数=カビ指数
●詳しくは環境生物学研究所にお問い合わせください。
http://kabiken/com/
価格情報 | ****** |
---|---|
価格帯 | 1万円 ~ 10万円 |
型番・ブランド名 | 室内用カビセンサ。小型カビセンサ。露出型カビセンサ |
用途/実績例 | ●詳しくはお問い合わせください。 |
詳細情報環境調査 カビ指数
-
室内用カビセンサの略図
プラスチック板に接種したカビ胞子と栄養分のスポット(直径ミリ)が、両面テープの枠で囲まれ、上から水分と空気を通すフィルムでおおわれている。菌糸長の計測範囲は、発芽から周囲の両面テープに到達するまで。
室内での調査時は、図の試験片をさらに、片面が不織布の袋に入れ、名刺サイズにしている。
-
カビセンサ内の発育例
A:発芽が認められない。
B:カビ胞子が発芽し菌糸が伸長している。
C:菌糸が著しく伸長し、計測上限を超えている。
取扱企業環境調査 カビ指数
-
(1)カビ発育環境の調査(カビ指数を実測し、カビの発育しやすさを推定する)。カビセンサ(カビを封入した試験片)を送付します。調査個所に一定期間曝露した後、ご返送ください。返送されたカビセンサを用いてカビ指数を測定し、報告書をお送りいたします。 (2)カビ発育可能性の推定(測定された温度と相対湿度からカビ指数を推定する)。調査個所の温度と相対湿度をエクセルファイルの形でお送りください。温度と相対湿度からカビ指数の値を推定し、結果をご報告致します。 (3)カビ指数調査用カビセンサ(室内用カビセンサ、小型高湿用カビセンサ)の販売(カビ指数は、ご自分で測定することもできます)。 (4)目視調査用カビセンサの販売(カビが発育しやすい個所に曝露すると、黒いスポットが出現します)。 (5)カビ発育環境調査の受託とカビ対策のアドバイス。 お問合せは、【環境生物学研究所】http://kabiken.com/ の【お問合せ】の所ににご記入ください。