IDEX Health&Science 株式会社 テクニカルリポート 蛍光検出における脱気の効果
- 最終更新日:2014-03-08 23:20:51.0
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クロマトグラフは、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)によりアントラセンとピレンを分離検出したものです。
使用した移動相は、デガッサー(R)による脱気をしたもの、脱気をしていないもの、という違いのみで、試料濃度、試料量を含めた条件は全く同様です。しかし、脱気条件の違いだけでもピレンのピークの大きさが全く違う結果となっています。
基本情報テクニカルリポート 蛍光検出における脱気の効果
【特徴】
○蛍光検出は、試料に対して照射された光により試料そのものが蛍光を発し、
その蛍光を測定することで微量成分の定量検出を行います。
○液体中の溶存酸素が蛍光発光を妨害したり、発光後蛍光を吸収したりし、 蛍光の強度低下を
招くことは古くから認められていますので、このHPLC分析での違いは当然ともいえます。
○移動相の溶存酸素濃度とピレンピーク強度の関係を調べると、ピークの強度は
溶存酸素濃度が3ppm以下で急激に大きくなっていることが判明しました。
○勿論、これらの変化は、試料物質や波長条件(励起光波長、蛍光波長)等によって異なり、
溶存酸素の影響の程度も違っています。
○この研究報告は国内外の学会で発表を行いその結果、HPLCでの移動相脱気が
単に発泡防止用であるといった認識を訂正するに至りました。
○現在では脱気は各種液体の分析測定の精度を補償する為に不可欠な手法であるとされています。
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