日本ビジネスロジスティクス(JBL)株式会社 ISTA 1D Non-Simulation
- 最終更新日:2024-07-02 17:57:46.0
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ISTA 1D試験の概要:
・150lb (68kg)以上の個装包装された製品に適用します。(ISTA 1Bの拡張試験)
・ISTA 1D試験は輸送環境をシミュレーションする試験ではありません。試験項目は圧縮試験と振動試験と衝撃試験(落下または傾斜また水平)から構成されます。
・圧縮試験では、ISTA規格による荷重計算式により、圧縮荷重値を決定します。圧縮方法は2種類あり、「Apply and Release(AR)」と、「Apply and Hold(AH)」があります。
・振動試験ではランダム振動または固定変位振動の何れかを選定できます。
・衝撃試験では、天面落下が可能な貨物に関しては、貨物の重量にかかわらず、常に落下高さ150mmより落下させます。天面落下が現実的ではない貨物に関しては、傾斜衝撃または水平衝撃を実施した後に、片支持稜落下を実施します。傾斜及び水平衝撃試験では1.7m per secの衝撃を貨物の4方向に与えます。
・圧縮試験と振動試験と衝撃試験を連続で実施した後に箱を開けて損傷度合いを確認します。(ISTA認定試験の場合は試験の途中で箱を開けて確認する事は出来ません。)
基本情報ISTA 1D Non-Simulation
【試験シーケンス】
1. 圧縮試験
2. 振動試験(固定変位振動試験 or ランダム振動試験)
3. 落下試験
4. 片支持落下試験
【ISTA 1D】 ISTA(International Safe Transit Association/国際安全輸送協会)とは、包装貨物の評価試験規格において、ISOやASTM同様に世界各国で幅広く採用されている国際規格の1つです。近年特に東南アジアや中国でのプレゼンスが増してきており、ISTA試験規格を社内規格として採用している企業も増えています。また、医療機器関連における滅菌包装の国際規格であるISO11607(JIS T8041)では、包装の性能評価として、ISTA試験を選択肢の1つとして推奨しております。弊社試験ラボは、2010年12月にISTAより認定され、ISTAに規定されている試験方法に従いお客様のご要望に合わせた包装試験を実施致します。
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