[特徴]
●アモルファス構造を有し、通常の結晶構造のめっきとは異なる特性を有する。
●熱処理により、硬度が硬質クロムめっきの約2倍の最高Hv1800にまで達する。
●約5μmまでの厚みでクラックが存在しないため、耐食性が良好である。
●塩酸等の薬品に対して硬質クロムめっきの約3~6倍の耐食性を有する。
基本情報表面処理 耐食性クロムめっき「クロアモール」
[特徴]
■耐食性
一般にクロムめっきは不動態皮膜を形成することから耐食性に優れているが、クラックやピンホールが存在するため、使用環境によっては局部電池が構成され、素地や下地めっきから腐食が進行する。特に不動態皮膜を破壊する塩素などのハロゲン因子が存在する場合は腐食が著しい。しかしクラックレスを実現した「クロアモール」では、塩素などのハロゲン因子による腐食の進行は非常に遅くなる。例えば腐食環境として塩酸(1:1)を用いた場合、析出時の「クロアモール」の腐食速度はクロムめっきの約1/3、それが熱処理をすることにより1/6まで減少する。また、塩水噴霧試験では「クロアモール」5μmはクロムめっき100μmに相当する耐食性を実証している。
価格帯 | お問い合わせください |
---|---|
納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | 通常のクロムめっきに比べて塩化物、硫化物、人工汗やエロージョン腐食などに対して優れている。そのため、腐食磨耗が著しい部材、燃料系統の機械部品、銅合金の防食などに利用されている。 |
カタログ表面処理 耐食性クロムめっき「クロアモール」
取扱企業表面処理 耐食性クロムめっき「クロアモール」
-
・金属ロール、弾性ロール製作加工 ・硬質クロムめっき加工 サージェント浴をベースに、硬度の高い(HV900以上)クロムめっきをご提供しております。 ・表面仕上げ めっき表面は、超鏡面仕上げから無光沢梨地仕上げまで幅広い光沢度と粗さに調整可能。 ●超研磨仕上げ 0.05S以下(バーチカル研磨機) ●ミラーポケット仕上げ/セミマット仕上げ ●梨地仕上げ ●バフ仕上げ(円筒バフ研磨機/フレキシブルバフ研磨機) ・自己潤滑性クロムめっき「テフ・ロック」加工 硬質クロムめっきとテフロン等の商標で知られる4フッ化樹脂の 複合めっき。クロムめっきの高硬度と4フッ化樹脂の自己潤滑性 を併せ持つ優れた表面処理。離型性と耐磨耗性の両立が可能。 <用途> ヒートシーラー、ガイド部品、ロール、スクリュー等 ・高硬度クロムめっき「クロアモール」加工 クロムとカーボンの合金めっきであり、世界初のアモルファス構 造を持つクロムめっき。硬質クロムめっきの約倍の硬度(約Hv1,800)を有する。 <用途> 封止金型、精密ダイス、エンジン部品、パイロットピン、スクリュー等
表面処理 耐食性クロムめっき「クロアモール」へのお問い合わせ
お問い合わせ内容をご記入ください。