製鉄会社様で、工場内配管に流量調整用としてシリンダーバルブを取付けられていましたが、弁開度の微調整が難しく、ウォーターハンマーが発生し配管を痛めてしまうとの事で、ハンマーを軽減出来るバルブは無いかご相談を頂きました。
問題点
1. 現在のシリンダーバルブでは、弁開度の微調整が難しい。
(開放状態から、いきなり全閉状態になってしまう)
2. ウォーターハンマーを軽減し、配管寿命を延ばしたい。
※ウォーターハンマーとは・・・水撃作用(すいげきさよう)ともいわれ、水圧管内の水流を急に締め切ったときに、水の慣性で管内に衝撃と高水圧が発生する現象です。配管内の水や湯が瞬間的に停止させられることによって、流体の運動エネルギーが逃げ場を失い、圧力エネルギーに変換され、配管内に急激な圧力上昇(水圧変動)を招き「過大圧力波」(衝撃波)が発生します。この圧力波は配管や流体を通して瞬間的に遠方に伝播される為(水の場合、秒速千四百メートル以上)、原因となる機器以外の遠い場所で異音(コンコン、カンカンといった音)が発生したり、配管や弁体が損傷してしまうことがあります。
基本情報【事例紹介】ウォーターハンマーの抜本的な対策に
使用状況を確認し、NBSユニコンバルブをご提案。
NBSユニコンは、一般的なバタ弁では難しい流量コントロールをする為に作られた特殊なバタフライバルブです。
ポイント
1. 左右で厚みの異なる特殊なディスク構造で、片側をシールしながら、開放側で流量を調整。
2. 流量調整により、いきなり全閉状態にならず、ウォーターハンマーの抜本的対策になる。
3. 他のシリンダーバルブやグローブバルブに比べ、軽量コンパクトで取付けも容易。
4. 分解せずにシール交換ができるため、導入後のメンテナンス性に優れる。
*NBSユニコンは微量コントロール性に優れるだけでなく二重偏心構造や特許ユニカットディスクの採用によるシール長寿命化、グローブバルブにはない大容量確保ができる、ダブルシールで完全シールなど優れた特長を持っています。
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