運転制御室に発生している腐食性ガスを取り除き、安定操業を実現
製紙工場様のパルプ溶解設備において、腐食性ガスが発生し隣接しているマシン制御室に流入、制御基板を腐食させて度々マシンを緊急停止させる事故が発生していました。
問題点
1. 溶解設備を含むマシン建屋を陽圧にしているため発生した腐食性ガスが隣接する制御室に流入し充満してしまう。
2. 亜硫酸ガスや硫化水素などの腐食性ガスが発生しているが、正確にガスの成分や濃度は分らない。
3. 正確なガス成分がつかめないため、有効な対策が取れない。
基本情報【事例紹介】運転制御室に発生している腐食性ガスを取り除き、
腐食ガスを分析し、結果に合わせたコロージョン・コントロールシステムを行なうことを提案しました。
ポイント
1. コロージョン・クラシフィケーション・クーポン(腐食ガス分析用サンプリングテスター)を制御室に設置し、正確に腐食ガスの分析を行なう。
2. 分析結果(金・銀・銅板の腐食度合い)にもとづき米国規格ISAstdでクラス分けを行なう。
3. クラス分けによってガス吸着剤の種類と必要な量(台数)を決定。
4. ファン等の容量等を決定し、設置スペースを考慮しコロージョン・コントロールシステムを組み立てる。
*効果を発揮させるため、お客様により制御室の密閉度を高めていただく事も提案しました
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