バグフィルターの濾布交換頻度を削減しコストダウン!
ケミカル会社様の粉体を製造しているラインに、乾燥用とクーラー用の2台のバグフィルター集塵機があり、様々な対策品を使用したが満足いく製品がなく、メンテナンスの手間と費用や安全性についてお困りでした。
問題点
1. 乾燥用のフィルター濾材は温度が高く湿度が低いため、静電気が帯電して火花で火災を起こす危険性がある。
2. 静電気対策濾材を使用していても帯電率が高く、火災になりかけた事がある。
3. クーラー用のフィルターは粉体が結露しウェットな状態になるため、パルスで払い落しても濾材の目詰りが解消されず、頻繁に交換を行っている。
4. 撥水性能が高い濾材を使ったが、交換したては良いが思っている程寿命が伸びない。
基本情報【事例紹介】バグフィルターの濾布交換頻度を削減しコストダウン!
下記のポイントにより、それぞれの代替品を提案しました。
乾燥機用
乾燥機用は、ご使用経験のある静電気対策濾材は、カーボン繊維を縫い込んでいるタイプで導電性能にやや問題があり、パルスによる影響でもまれに弱いカーボンのため断線して性能が低下してしまう。
○導電繊維をカーボンからステンレスに換えもまれても切れない濾材にして初期の導電率もあげて、性能低下も抑える。
クーラー用
クーラー用は、表面にフッ素樹脂をコーティングした濾材やフッ素樹脂通気膜をラミメートした濾材は、セット後しばらくは非常に圧力損失が少なくて良かったが効果が思っていたより早く低下してしまい、もっと撥水効果が長く維持できる濾材を選定する。
○短期間に撥水効果が低下した使用済みの濾材を確認し原因を調べると、集塵する粉塵が非常に硬く摩耗性が高いため撥水処理部分が摩耗しなくなってしまっていた。
○表面の処理のみではこの問題を解決できない為、濾材そのものに撥水処理してある製品を提案する。
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