大口径ガス配管のメンテナンス工事を行う時には、安全対策上ガスを全て抜いて工事をする事が一番良いのですが、A製鉄所様の配管の総延長は数kmあるためにその配管内のガスを全て抜くのは不可能です。A製鉄所様の安全基準では必ず2重遮断を行って安全を確保しなければ着工してはいけない、とあります。このガス配管では一定区間ごとに水封弁(配管のV字部分に水を満たしてガスを止める)が設置してありますが、工事のときにこの水封弁だけでは2重遮断とならず、交換したいバルブや補修したい箇所があっても着工できない状態のままでした。何とか工事を行うためのもう一つのガスの遮断方法が無いかとご相談を受けました。 遮蔽板などの取付けの案も出ましたが、その工事を行うには非常に高額な費用がかかるためなかなか行えない状況でした。
1. 工事の安全確保のために、2重遮断(注1)を必ず行い着工する。
2. 水封弁が設置されているが、もう一つの遮断方法が無い。
3. 新たに遮蔽板やバルブを設けるには非常に高額な金額がかかる。
4. 配管ラインは工場内のいたるところにあるため、全てに遮蔽版・バルブを新たに設けられない。
基本情報【事例紹介】大口径ガス配管の補修工事における2重遮断で安全対策
1. ゴム引布製球形ガスストッパーを製作。
2. ガスシール面に軟らかいシールテープを取り付ける。
ガスストッパーという商品が使えるのではないかとメーカーと打合せをしました。ところがお客様の配管径が直径4000mmと大きすぎるため規格品のダクトストッパー・パイプストッパーの形状(俵型)では(写真:1,2)中央部分が自重で垂れてしまい配管内部に密着しないとの事。そこで検討を重ね、球形であれば密着するのではないかという事で直径4000mmの球形のガスストッパーを提案しました。また、配管内面が腐食し平坦でない事からガスストッパーの表面にシール性を上げるために、スポンジのような軟らかい材質のゴムの帯を1条ないし2条付ける事でシール性を上げる工夫も施しました。
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カタログ【事例紹介】大口径ガス配管の補修工事における2重遮断で安全対策
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