A製鉄所様では原料搬送用ベルトからの落鉱対策としてベルトクリーナーを取り付けられていますが、従来使われていたクリーナーは掻き取り部分(チップ)の材質に超鋼を使用されていました。
超鋼製チップは掻き取り効率が良い反面、ベルトに部分補修箇所や偏摩耗箇所がある場合、そこに食い込んでベルトを傷つけたり偏摩耗を起こしたり、場合によってはベルト本体に食い込んで縦裂きなど大きな損傷を与える事例が発生していました。ベルト表面のクリーニング(掻き取り)という目的と、ベルトへの傷防止という相反した目的を達成するためのよい物を探されていました。また、ベルト表面の掻き取り効果が悪いと搬送している原料が落鉱して工場の落鉱清掃の手間、費用が発生してしまいます。
1. コンベアーベルトからの原料等の落鉱対策。
2. ベルトクリーナーによるベルトへの傷対策
基本情報【事例紹介】コンベヤベルトからの落鉱対策―ベルトへの傷対策
1. 超鋼製クリーナーから硬質ウレタン製クリーナーに材質変更を提案。
2. 取付け立会を行い、最適な取付け状況を提案。
3. 蒲田工業による定期点検の実施。
チップ部分の材質が硬質ウレタン製のクリーナー『ダートハウグ・プレクリーナー』の実績等を確認後お勧めしました。『ダートハウグ・プレクリーナー』はチップ部分の材質が硬質ウレタン樹脂であるため、ベルトに傷をつけにくく、従来のクリーナーに比べて部品点数も少なく、取り付けにボルト・ナットを使わない事から取替えが容易にできます。また、チップが摩耗してきた時にチップをベルトに押し付ける押し付け力の調整が、コンベアーラインを停止させなくてもクリーナーの端部にある調整機構を切替えるだけで行える等のメリットがあります。
ダートハウグ・プレクリーナーの御見積りと納入まで
『ダートハウグ・プレクリーナー』の選定については、ベルト巾、ベルトスピード、搬送物、使用温度等を教えていただき、シュート部分の図面をいただきます。クリーナーを選定し、取付け図面を作成の上お見積りいたします。その図面をもとに蒲田工業担当者が現場確認をし、取付けが可能か確認させていただきます。
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