排ガス水銀測定法における自動前処理装置を用いた業務効率化の検討ビーエルテック

排出ガス中の水銀測定の自動化による業務効率化。ヒューマンエラーも減少

当技術資料は、排出ガス中の水銀測定法における自動前処理装置
「DEENA」を用いた業務効率化について考察しています。

排出ガス中の水銀測定方法は、平成28年環境省告示第九十四号に
定められており、分析試料は吸収液に捕集される「ガス状水銀」と、
円筒ろ紙に捕集される「粒子状水銀」に大別されます。

この水銀測定方法には、測定にかかる手間が増大すること、また
全ての作業を人の手で行うことにより、ヒューマンエラーが発生する
恐れもあることから、自動化による作業の効率化が望まれています。

そこで、作業効率化と人的ミスの排除を目的として、
ビーエルテック株式会社製酸等自動添加加熱前処理装置
「DEENA（ディーナ）」を用いて、水銀測定の検討を行いました。

【掲載内容】
■DEENA について
■排ガス中の水銀測定への適用
■ヒ素、セレン分析への適用　他

【出展】
■平成28 年環境省告示第九十四号排出ガス中の水銀測定法における自動前処理装置DEENA を用いた業務効率化の検討

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基本情報排ガス水銀測定法における自動前処理装置を用いた業務効率化の検討

【DEENAとは】
試薬の添加、撹拌、加熱、放冷、内部標準試薬の添加、メスアップに至るまでを
全自動で行うことができる装置です。
百々らの報告によると、DEENAを用いた水試料分解処理における重金属類
(Al,Fe,Mn,Ba,Cd,Cr,Cu,Pb,Zn)の添加回収試験では、非常に良好な回収率を得ることができました。
また、シリンジモジュールについても、回収率が高い精度であり、
内部標準液の添加に適用できることが確認されています。

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