DEC社（スイス）が製造/販売するPTS（粉体輸送システム:Powder Transfer System）は電気を一切使用しておらず、標準装備の装置内での不活性ガス置換システムと、その他(以下の理由)により、爆発のリスクがないと判断されており、ATEX指令※の対象外機器と位置付けられております（ATEX/94/9/EG）。
そのためにヨーロッパの化学プラントではマンホールを開けることのない、密閉系で安全に粉体を仕込む手段として広く普及しております。
【特長】
・着火源が存在しない装置構成
・導電性部品の使用
・不活性ガス置換システム（真空ポンプによる脱気と不活性ガスによる置換後の粉体排出可能）
・反応槽内の圧力よりも高い排出圧を用いることにより槽内溶剤ガスの飛散を防止（爆発雰囲気の排除）
・高耐圧設計
・静電気の発生を抑制できる低速プラグ輸送
・電気を使用しない、エア制御/駆動
基本情報【防爆対策】粉体仕込み作業 ※アプリケーション事例進呈
一方、マンホールを開けての粉体仕込み作業は爆発雰囲気が形成され、ATEXのゾーンに指定されます。ATEX指令ではゾーン内での爆発雰囲気の排除、着火源の排除のいずれかを要求しており、事実上マンホールを開放しての作業は認められていません。
※ATEX指令とはヨーロッパにおいて爆発リスクが存在する化学プラントなどで使用する装置や部品に関する安全基準です。ATEXはゾーンやカテゴリーに応じ細かく分類されており、電気機器を使用する場合、使用者はATEX指令に準拠している装置や部品の使用が求められています。
PTSは上記の高い安全性能に加え、高真空を利用することで流動性の悪い粉体や液体の輸送を行うことが可能です。また、ドラム、紙袋、フレコンバックなど輸送元の形態を選ばない柔軟性の高いシステムであり、高活性粉体の封じ込めオプションやフレコンバック排出ユニットなどとの組み合わせで安全性を備えつつ高い生産性を実現する優れたソリューションです。
柔軟なレイアウトを可能にするPTSは既設の化学プラント設備においての利用範囲も広く、現在ではヨーロッパのみならず世界の化学メーカーにおいて多数の実績を誇ります。
| 価格帯 | お問い合わせください |
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| 納期 | お問い合わせください |
| 用途／実績例 | 化学プラント設備においての利用範囲も広く、現在ではヨーロッパのみならず世界の化学メーカーにおいて多数の実績を誇ります。 ・医薬品・医薬中間体 ・化学品・有機化学品 ・電池・バッテリー ・農薬 ・化粧品 密閉構造で系内を不活化雰囲気にすることも可能です。そのため酸素との接触を嫌う物質の搬送にも有効です。 【導入メリット】 ・作業者の「安全性向上」と「生産性向上」を同時に実現 ・自動化・省力化による作業者の重労働負担の軽減 ・粉塵爆発対策がとられた防災装置（BCP対策） ・密閉系ラインのため感作性物質などのハンドリングに適する ・柔軟な工程レイアウトの実現（工程改善の期待） ・工程の時間短縮に伴うエネルギーの消費抑制（省エネルギー） ・防爆エリアへの設置が可能 ・作業者の化学防護服着衣からの解放 製品の詳しいご紹介、カタログはこちらからご覧ください。 |
カタログ【防爆対策】粉体仕込み作業 ※アプリケーション事例進呈
取扱企業【防爆対策】粉体仕込み作業 ※アプリケーション事例進呈
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