日本ウォーターズ株式会社 ACQUITY APC カラム

■ BEH テクノロジー

エチレン架橋型ハイブリッド [BEH] 合成により、厳しい分析条件下での卓越したカラム性能と長いカラム寿命を確実にするパーティクルが製造されます。このパーティクルは、2種類の高純度モノマー（テトラエトキシシラン [TEOS] とビス（トリエトキシシリル）エタン [BTEE] ）を原料とし、結果として非常に安定で機械的に強いパーティクルが合成されます。

■ 迅速な溶媒置換

ACQUITY APCクロマトグラフィーカラムに使用される硬いハイブリッドパーティクルは迅速に溶媒置換できる卓越した能力を持ち、同じ一連のカラムを複数の条件下で使用できます。従来のポリマー固定相は、収縮や膨潤にクロマトグラフィーベッドが弱いため、多くの場合１つの分析条件専用カラムとして用いられています。この制限を撤廃することで、ACQUITY APCカラムでは分析法開発をより自由に行い、多様なポリマーサンプルを特性解析できる高い性能を提供します。

■ 卓越した分離性能

ACQUITY APC カラムは、高分離ポリマー特性解析とカラム効率を必要とするポリマー科学者のためにデザインされています。ACQUITY APC カラムでは、カラム効率、スピード、分離について、従来からの分析法では類を見ない新たな性能が導入されました。生産性を最大化しながら信頼性と精度を有するポリマーサンプルの定量および特性解析が可能になります。

■ 再現性の高いカラム性能


再現性の高いカラム性能は、ポリマー特性解析において、長期間の分析法信頼性を達成するために最も重要なファクターの１つです。ウォーターズは比類ない製品再現性を維持するために、カラム製造プロセスの各工程をモニターし、厳しくコントロールしています。原料の受け入れ検査から最終のバッチ試験まで、全ての試験は、ACQUITY APCカラムが確実に、カラム間、バッチ間、また何年にも渡って同じ性能を示すようにデザインされています。

■ ACQUITY APC 較正スタンダードキット

ACQUITY APC 較正スタンダードは、ACQUITY APC XT カラムの分子量分画範囲に合うように特別に設計されました。ターゲットとする分子量分画範囲で適切なデータポイント数を得られるため、マニュアルで較正スタンダードMix を準備する必要がありません。さらに、ACQUITY APC システムでは較正にかかる時間が1/3-1/5に低減するため、較正をより頻度高く行うことができ、結果の精度を向上できます。LC システムでは、サンプル前処理およびラボ環境の変動があるため、分子量決定において高い精度を達成するには、定期的な較正が重要です。ACQUITY APC スタンダードにはポリスチレンとポリメタクリル酸メチルがあり、低分子量用、中分子量用、高分子量用の分画範囲のスタンダードキットなっています。さらに、低分子量用、中分子量用、高分子量用3つのキットを組み合わせて全ての分子量分画範囲をカバーする分析法開発キットもラインアップしています。