株式会社ハムロン・テック 歪検出方式とは
- 最終更新日:2023-12-13 11:08:43.0
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歪検出方式の基本構造
(1)ワークの入る加圧カプセルを用意します。
(2)カプセル内にワークを入れます。
(3)カプセル内を加圧します。
(4)ワーク表面の歪を測定します。
(5)任意の圧力でバルブを閉じ、昇圧をストップします。
(6)ワーク表面の歪の変化を測定します。
上記の動作において、画像のグラフのように判定を行います。
グラフの説明:
(1)(2)ワークの周囲が加圧されると、ワーク内外の圧力差によりワークの表面が歪み(凹み)ます。
(3)大リーク(大きな洩れ)がある場合、この圧力差が生じないか短時間で同圧になるため、
全く歪まないか短時間で大きく復元します。
(4)大リーク(大きな洩れ)が発見されなかった場合、一定の圧力で歪の変化を測定し、小リーク検出を行います。
(5)小リーク(小さな洩れ)がある場合は、徐々に内圧と外圧との圧力差が減少するため、歪量が復元していきます。
(6)小リーク(小さな洩れ)も発見されなかった場合、一定圧力での歪量は安定し復元しません。
基本情報歪検出方式とは
WPCで判定可能なワークの条件
(1)ワークが加圧カプセル内に収納できる大きさであることが必要です。
(2)密閉構造であることが必要で、開放部がある場合は密閉する必要があります。
(3)形状が安定し、圧力を加えることにより歪を生じ、圧力低下により復元することが必要です。
(4)数~数十μm程度の歪を生じる圧力で、加圧に対し破損、損傷しないことが必要です。(※)
(5)測定部位は単室構造(1つの閉ざされた空間)であることが必要です。(※)
※ ワークの粘弾性(粘性・弾性・やわらかさ量)により、圧力が大気圧に開放されてから歪が復元する速度、過程と復元時間に差があります。
1回目の測定において歪や復元を生じ判定可能でも、短時間での連続測定において、同じ判定結果とならない場合があります。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | 自動車産業、時計・電気産業、医療・食品産業、携帯電話・スマートフォン・携帯端末機器、等の防水検査 ●詳しくはお問い合わせください。 |
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