防水ファスナーを用いた新工法により、約2割の工事費・工期短縮に繋がりました。
◆水中工事用シートでのご採用背景
水中施工の際に作業を行う'潜水士'は、年々減少傾向にあります。 また、工事現場の条件(水中の透明度、流速、水温等)によって受ける 工期、コスト、安全性の面での効率低下への影響、水中で使用した資材の撤去後に発生する付着物の除去、変形補修といった困難な作業、資材を再使用した場合にも高額な整備費用が発生する等、課題があります。
◆課題解決のポイント
従来、潜水士の水中施工による仮締切用ライナープレート(※1)の組立工法を用いることが一般的でしたが、新工法では組立済みのプレートの外側に、防水性能のあるファスナーAQUASEAL(R)を活用した防水シートを被覆します。分割施工が可能なため、潜水士による水中作業の極少化を実現。水中施工の工程軽減、プレートの再使用による経済性の向上、 潜水病発症リスクの低減といった安全性向上により、約2割の工事費・工期短縮に繋がりました(※2)。
※1 ライナープレート:薄い鋼板に波付け加工し、4辺に連結用フランジを取り付けた建設資材の一つ。複数枚を組合せ、筒状にして使われます
※2 アザイ技術コンサルタント株式会社による試算
基本情報【事例】防水ファスナーAQUASEAL(R):水中工事用シート
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