ウエルシュ菌を培養検査する場合、通常は嫌気条件下にて培養をおこなう必要がありますが、本培地は好気条件下でもウエルシュ菌を選択的に増菌培養することができます。
従来の選択培地ではカナマイシン含有のものが多く、このような培地では近年報告が増えているカナマイシン感受性株では検出することができません。
本培地はカナマイシンを含みませんので、カナマイシン感受性株も検出することが可能です。
また、本培地はウエルシュ菌を選択増菌するだけでなく、乳糖分解能、レシチナーゼ反応および硫化水素産生能の 3つの生化学的性状を確認することができます。
基本情報ウエルシュ菌選択増菌培地
日本は先進国の中でもClostridium属菌の検出率が比較的高いと言われています。
Clostridium属菌は偏性嫌気性菌であり、大腸菌群などと言った通性嫌気性菌の培養と異なり培養条件や使用機材に配慮する必要があります。また、好気性菌と比べると検査結果が得られるまで時間がかかります。
Clostridium perfringens (和名:ウエルシュ菌)は、食中毒起因菌として知られており、しばしば大規模な食中毒事例が報告されております。
耐熱性の芽胞を形成するため、大量調理されるカレーや煮込み料理などの加熱調理食品や加工食品から検出される事例も多く、調理後の長時間室温放置といった食品の不適切な取り扱いによって食中毒を引き起こすとされております。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | 詳細は下記カタログをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。 |
ラインナップ
型番 | 概要 |
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717598-2 | ウエルシュ菌選択増菌培地 |
カタログウエルシュ菌選択増菌培地
取扱企業ウエルシュ菌選択増菌培地
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試薬=試験研究用の薬品は、学究機関はもちろんのこと様々な産業分野で、新たなプロダクトの誕生を支えています。また製造プロセスの効率化や、品質管理にも欠かせないものとなっています。 さらに、あまり知られていないことかもしれませんが、私たちの毎日の暮らしを守る役割も果たしています。例えば、機能性化合物、医薬品などとして生まれた新たな化学物質の検出やチェック、製品の品質確認などにも役立てられているのです。 そして今後、試薬の利用分野は今以上に細分化され、さらなる高品質・高機能が求められると考えられています。こうした時代背景の中、私たちはこれからも試薬のトップブランドとして常に次代を読み取り、チャレンジスピリットを忘れず、試薬で未来へ貢献していきます。
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