有限会社山口ティー・エル・オー 血液脳関門機能を人為的に制御する手法 ― 難治性神経疾患の克服―
- 最終更新日:2022-03-16 11:49:28.0
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血液脳関門を人為的かつ可逆的に開閉に関与する機能分子を発見しました。
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血液脳関門(Blood Brain Barrier : BBB)は、脳内へ有害物が入るのを防ぎ、脳内の環境を良い状態に保つために大切な機能を持っています。しかし、BBBがあるために末梢から投与された水溶性薬剤を脳内に届けることができませんし、逆に神経変性疾患等の病態で一度開いてしまったBBBの機能を回復することもできませんでした。
この度、山口大学は、BBBを人為的かつ可逆的に開閉する手法を確立しました。本来BBBの開閉に関わる主要な因子を同定し、その生理機能を活かすことで副作用の心配が少ない条件で、BBBを可逆的に開くことができ、困難だった脳内への薬剤送達に道が拓かれます。 また、逆に病的に開いたBBBの機能を回復させることで病態を改善することが期待されます。
<対象疾患>
・開いたBBBを閉じる: 脳梗塞、糖尿病網膜症、アルツハイマー病、パーキンソン病等
・閉じた状態のBBBを開く: 脳腫瘍、神経疾患等
<企業のメリット>
・人為的かつ可逆的にBBBを開閉するという新規メカニズムによる、安全性の高い新規治療薬の開発が可能となります。
基本情報血液脳関門機能を人為的に制御する手法 ― 難治性神経疾患の克服―
本発明手法の新規性は、脳血管内皮細胞が血液脳関門機能を調節するために有している生理学的調節機構を利用した手法であることに新規性がある。その結果、血管内皮細胞に対してだけではなく、神経組織に対しても傷害が最小限に抑えられる点に優位性がある。
日本特許6430371、欧州特許2990043(英、仏、独)
日本特許6818358
特願2020-139886
特願2021-052018
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用途/実績例 | 【適応分野】 ・パーキンソン病、アルツハイマー病などの脳神経疾患に対する薬剤の薬剤送達補助剤 ・脳神経疾患治療薬の開発のツール |
カタログ血液脳関門機能を人為的に制御する手法 ― 難治性神経疾患の克服―
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