株式会社衛生微生物研究センター 住宅用合成洗剤及び石けんの除菌活性試験方法
- 最終更新日:2024-04-22 14:14:37.0
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住宅用合成洗剤及び石けんの除菌活性試験方法
洗剤・石けん公正取引協議会の試験方法です。試験片を介して菌と検体を接触させた後に試験片の生菌数を測定し、除菌効果を調べる方法です。
基本情報住宅用合成洗剤及び石けんの除菌活性試験方法
洗剤・石けん公正取引協議会の試験方法です。試験片を介して菌と検体を接触させた後に試験片の生菌数を測定し、除菌効果を調べる方法です。
特徴は下記の通りです。
1. 試験片を介する。
円形のステンレス片を介して菌と検体を接触させます。試験片を介さない方法として、液剤の除菌試験もあり、こちらが最も基礎的な方法です。
2. 試験菌液に栄養を添加する。
菌液には、モデル汚れ物質として牛血清アルブミンを添加します。汚れがあると、汚れがない状態に比べて検体の菌に対する効果は出にくい傾向があります。
*日本薬局方「硬質表面キャリア法」は、約5 cm×5 cmの試験片(材質に指定なし)に栄養を添加していない菌液を接種し、試験片の生菌数を測定する方法です。こちらをご希望でしたら、その旨ご相談ください。
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用途/実績例 | 【試験方法】 試験試料・対照試料についてそれぞれ3回繰り返します。 1. 試験菌液の調製 1/2ニュートリエント培地を用いて108 CFU/mLに調製した菌液と、30 g/L牛血清アルブミン水溶液を同量混合したものを調製します。試験目的により、栄養条件を変更することも可能です。 2. 試料の準備 下記のとおり準備します。 ・試験試料:検体(液体)の原液、または検体(液体・粉末)を溶媒(規定では硬水)でご指定濃度(検体の想定使用濃度、または除菌訴求を行う濃度)に調製したもの。 ・対照試料:0.05%(w/v)ポリソルベート80水溶液 3. 試験菌液・試料の試験片への接種、静置 ステンレス試験片(直径20 mm)に試験菌液を接種した後、試料を接種し、5分間静置します。規定では5分間となっていますが、効果を期待する時間を考慮して変更可能です。 4. 生菌数測定 試験担体を洗い出し、生菌数を測定します。 5. 評価 試験試料と対照試料それぞれを用いて試験した場合の生菌数を常用対数値で比較し、除菌活性値を算出します。 |
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