イオン液体は「難揮発性・難燃性」「高イオン伝導率」「高い熱安定性」「優れた電気化学特性」などの特徴を持ち、次世代の環境・エネルギー関連分野をはじめとする幅広い分野における材料として期待されています。
【特徴】
■ホスホネート系イオン液体
東京農工大学 大野弘幸らによって研究が盛んに行われているホスホネート系イオン液体です。
高い極性を示すホスホン酸誘導体をアニオンとして構成されており、セルロースを温和な条件で溶解することが知られています。
■ヨウ素系イオン液体
ヨウ化物をアニオンとするイオン液体です。
色素増感型太陽電池などの分野で以前より検討されていた化合物ですが、一部の製品はヨウ素が原因となり、着色が確認されていました。
本製品は、極限まで着色を抑えた高純度なイオン液体です。
関東化学では、上記以外にも様々なイオン液体をご用意しております。
詳細はカタログをダウンロードしていただくか、
お気軽にお問い合わせください。
基本情報ホスホネート系・ヨウ素系 イオン液体
イオン液体とは、イオンのみ(アニオン、カチオン)から構成される液体の「塩」であり、特に液体化合物をイオン液体といいます。一般にイオンで構成される「塩」は、無機塩に代表され、融点が高いことが知られています。しかし、 90年代初期より融点の低い「イオン液体」が報告されて以来、様々な化合物が合成され、その物性が報告されています。
特に明確な定義は無く、呼称されている名称も、「常温溶融塩」や「室温溶融塩」など様々です。
カチオンの基本骨格から、「イミダゾリウム塩」、「ピロリジニウム塩」、「ピリジ二ウム塩」、「ピペリジニウム塩」、「アンモニウム塩」、「ホスホニウム塩」に分類され、 側鎖のアルキル基やアニオン種を変えることで融点や粘度、イオン電導度などの物性をデザインすることが可能です。
価格帯 | お問い合わせください |
---|---|
納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | 詳細はカタログをダウンロードしていただくか、 お気軽にお問い合わせください。 |
ラインナップ
型番 | 概要 |
---|---|
14670-35 | 1-Ethyl-3-methylimidazolium methylphosphonate 25 mL |
14670-25 | 1-Ethyl-3-methylimidazolium methylphosphonate 100 mL |
32520-35 | 1-Propyl-3-methylimidazolium iodide 25 mL |
32520-25 | 1-Propyl-3-methylimidazolium iodide 100 mL |
04235-35 | 1-Butyl-3-methylimidazolium iodide 25 mL |
04235-25 | 1-Butyl-3-methylimidazolium iodide 100 mL |
18010-35 | 1-Hexyl-3-methylimidazolium iodide 25 mL |
01119-35 | 1-Allyl-3-ethylimidazolium iodide 25 mL |
01119-25 | 1-Allyl-3-ethylimidazolium iodide 100 mL |
10506-35 | 1,3-Dimethylimidazolium iodide 25 g |
10506-25 | 1,3-Dimethylimidazolium iodide 100 g |
11507-35 | 1,2-Dimethyl-3-propylimidazolium iodide 25 g |
11507-25 | 1,2-Dimethyl-3-propylimidazolium iodide 100 g |
01120-35 | 1-Allyl-3-methylimidazolium iodide 25 g |
01120-25 | 1-Allyl-3-methylimidazolium iodide 100 g |
14669-35 | 1-Ethyl-3-methylimidazolium iodide 25 g |
14669-25 | 1-Ethyl-3-methylimidazolium iodide 100 g |
カタログホスホネート系・ヨウ素系 イオン液体
取扱企業ホスホネート系・ヨウ素系 イオン液体
-
試薬=試験研究用の薬品は、学究機関はもちろんのこと様々な産業分野で、新たなプロダクトの誕生を支えています。また製造プロセスの効率化や、品質管理にも欠かせないものとなっています。 さらに、あまり知られていないことかもしれませんが、私たちの毎日の暮らしを守る役割も果たしています。例えば、機能性化合物、医薬品などとして生まれた新たな化学物質の検出やチェック、製品の品質確認などにも役立てられているのです。 そして今後、試薬の利用分野は今以上に細分化され、さらなる高品質・高機能が求められると考えられています。こうした時代背景の中、私たちはこれからも試薬のトップブランドとして常に次代を読み取り、チャレンジスピリットを忘れず、試薬で未来へ貢献していきます。
ホスホネート系・ヨウ素系 イオン液体 へのお問い合わせ
お問い合わせ内容をご記入ください。