カルコジェニック株式会社 硫化スズ分散液

《トップクラスの体積当たり容量》 二次電池負極向け高容量負極材料

当社は本硫化スズの微細化プロセスを新たに開発することにより、高い分散性を持った硫化スズ粒子の開発に成功しました。水を溶媒として用いた5wt%硫化スズ分散液を例にあげると、流体力学的直径は256.8nmのナノ粒子を有し、透過率は0.04%、ゼータ電位-44mVと高い分散性を示しています。17時間の沈殿テストにおいても、流体力学的直径1086.6nmを有する5wt%硫化スズ分散液の比較例が17時間後沈殿しているのに対し、本5wt%硫化スズ分散液は17時間後も分散状態を維持することが実証されました。
主な使用用途としては二次電池の負極材を想定しています。硫化スズをLIBの負極に使用した場合、硫化スズの理論容量は体積あたりで黒鉛の4.7倍、質量あたりで黒鉛の2.1倍となります。体積あたりの実放電容量においては、当社の硫化スズはシリコン系負極材に並ぶ高容量負極材です。かつ、高速充放電性能に優れていることも報告されています。また、硫化スズを構成する元素は硫黄と錫であることから自然界に豊富に存在し、量産時のコストダウンが期待されます。お気軽にお問合せ下さい!

基本情報硫化スズ分散液

硫化スズ分散液の特徴
✔硫化スズの微細化プロセスを新たに開発することにより、高い分散性を持った硫化スズ粒子の開発に成功
✔透過率は0.04%、ゼータ電位-44mVと高い分散性(濃度5wt%時)
✔流体力学的直径は150~600nm範囲内で製作可能
✔シャープな単分散からブロードな粒度分布まで製作可能
✔硫化スズ粒子は不純物を含んでいない高純度硫化スズ
✔濃度と溶媒は変更可能
✔硫化スズ分散液に他材料の添加も検討可能
✔原材料である硫黄と錫は自然界に豊富に存在し、量産時のコストダウンが可能

用途/実績例 本硫化スズ分散液はリチウムイオン電池や全固体電池の2次電池負極材、スーパーキャパシタ、ガスセンサー等の各種センサー、光触媒・太陽電池・ピエゾ素子等への活用が可能です。

カタログ硫化スズ分散液

取扱企業硫化スズ分散液

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カルコジェニック株式会社

当社は主に硫化スズ材料の開発を行っています。一般的に、硫化スズの結晶構造はグラファイトのような層状構造であることから、2次元材料として、さまざまな電子デバイスへの応用が期待されています、当社が開発した硫化スズ分散液や硫化スズ粉末は、主な使用用途としてリチウムイオン電池や全固体電池等の負極材を想定しています。硫化スズの理論容量は体積あたりで黒鉛の4.7倍、質量あたりで黒鉛の2.1倍となります。さらに、体積あたりの実放電容量においては、当社の硫化スズはシリコン系負極材に並ぶ高容量負極材です。本分散液は当社独自の微細化プロセスを元に水やアルコールに分散が可能です。本粉末は本分散液にアセチレンブラックを添加、均一混合をした材料になります。また、当社の硫化スズナノシートは当社独自に気相プロセスを開発し、成膜したシートになります。主に、低抵抗かつ配向性制御が可能な特徴を持ちます。本シートは、半導体、ガスセンサー等の各種センサー・固体潤滑剤・光触媒・太陽電池・ピエゾ素子等への展開も見込まれています。