株式会社東北テクノアーチ 東北大学技術:変異糸状菌を用いた完全分散培養技術:T16-155
- 最終更新日:2023-09-14 13:51:30.0
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麹菌(Aspergillus oryzae)に代表される糸状菌は、細菌・酵母と比較して蛋白質や複雑な低分子化合物の生産能力が高く、発酵法による多種多様な有用物質の工業的生産に利用されている。しかし、その液体培養において、菌糸同士が絡まり集塊するため高密度培養と有用物質の増産には限界があった。
本発明は、発明者らが見出した高密度培養に資する高分散性表現型:細胞壁α-1, 3-グルカン欠損(文献1)を達成できる新たな遺伝因子GAGクラスターの欠損株と同株を用いた物質生産方法に関する。
高分散性表現型を示す麹菌AG欠損株(文献1)に対し、GAGクラスター欠損を追加導入することで分散性が向上し完全分散を達成するとともに、液体培地の空間を効率的に利用した菌体量と有用物質の生産量が増加した(右図参照)
基本情報東北大学技術:変異糸状菌を用いた完全分散培養技術:T16-155
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