株式会社東北テクノアーチ 東北大学技術:蓄熱材料および熱エネルギー利用方法:T21-164
- 最終更新日:2024-03-07 16:13:49.0
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エネルギー密度、反応速度、可逆性に優れる
近年、地球環境保護の観点から、持続可能なエネルギーの有効活用技術の開発に注目が集まっている。廃熱のなかでも工場廃熱
の大部分を占める100-200℃程度の低品位廃熱を有効活用する熱回収システムの構築が望まれている。これを実現するため、これ
までに種々の蓄熱材料が提案されている。しかし、吸熱⇔放熱反応に結晶構造の大きな変化を伴うため、特に低温度領域では反応速
度の遅さや反応の不可逆性が課題であった。
本発明によって、低品位廃熱の低温度領域においても蓄熱量が高い蓄熱材料を提供することが可能になった。従来より電池材料と
して利用されてきた二酸化マンガンの層状構造に着目し、研究を進めた結果、十分な速度で吸熱⇔放熱が起こり、繰り返し使用できる
ことを明らかにした。
基本情報東北大学技術:蓄熱材料および熱エネルギー利用方法:T21-164
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