東洋紡エムシー株式会社/東洋紡エンジニアリング株式会社 極性溶媒の濃縮再利用に『BC膜濃縮システム』
- 最終更新日:2024-12-10 10:41:15.0
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BC膜(*1)濃縮システムは、水溶液を高濃縮できる非加熱で省エネルギーな膜濃縮システムです。
極性溶媒(NMP、DMF、DMSO、DMACなど)の希薄な水溶液を濃度30~40%程度の濃度まで濃縮できます。
BC膜濃縮システムで蒸留器による溶剤濃縮の一部もしくは全部を置き替えることができれば、燃料の大幅な削減が見込まれカーボンニュートラルの一助となります。
これまで廃棄されていた希薄な溶剤の水溶液を濃縮し回収や再利用することはサーキュラーエコノミーにつながります。
非加熱処理なので対象液の熱劣化や熱変性を抑えられます。
無機・有機塩含有の水溶液の濃縮にも適用できます。
レンタル可能なラボ試験機とベンチ試験機があります。
販売もしております。
◆ラボ試験機:濃縮可否の確認などの基礎検討に
◆ベンチ試験機:スケールアップ検討や長期ランニングでの品質などの確認に
*1:BCはBrine Concentrationの略です。BC膜は、中空糸RO膜の「内」と「外」に原水を流して使う膜のことで、膜の「内」と「外」の浸透圧差をなくし、原水の浸透圧より低い運転圧力で液を濃縮できる膜です。
基本情報極性溶媒の濃縮再利用に『BC膜濃縮システム』
【供給水条件】
1.濃縮対象 :極性溶媒、無機・有機塩の水溶液
2.流 量 :供給水 60kg/h~100t/h
3.濃縮条件 :供給水 数%
濃縮水 10%~40%
(濃縮対象の成分によります)
4.供給水基準:pH 3~8
水温 5~40 ℃
SDI15 (汚れ係数)4.0以下(コロイド、SS等の懸濁物質は前処理で除去が必要)
残留塩素:1.0 mg/L以下
【特長】
・食塩水であればRO法の2倍以上の高濃度に塩分を濃縮※1
・蒸発法に比べエネルギー消費を50%以上削減※2
・非加熱のため溶媒の熱変性を抑制
・FOでのドローソリューションは不要
※1RO法、BC法とも7MPaの運転圧力で食塩水を濃縮する場合
※2食塩水6.7wt%(70g/L)を21.6wt%(250g/L)に濃縮する場合、機械式蒸気圧縮法(MVC)における蒸発量m3あたりのエネルギー消費量24kWhとの比較による
THS24093
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | 【用途例】 ・極性溶媒の濃縮・回収 ・化学物質の濃縮・回収 ・廃リチウムイオン電池からのリチウム回収 ・海水濃縮による製塩 ・排水中の有価物の濃縮・回収 ・廃水の減容化・ZLD 【NMP水溶液の濃縮例】 ・NMP水溶液を30%まで濃縮の事例あり。 【リチウム水溶液の濃縮例】 ・硫酸リチウム水溶液を25%まで濃縮の事例あり。 |
カタログ極性溶媒の濃縮再利用に『BC膜濃縮システム』
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