株式会社東北テクノアーチ 弘前大学技術:三次元人工腹膜組織:K23-021
- 最終更新日:2024-10-22 14:30:05.0
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短期間、低コストでヒト腹膜の組織構造を高度に再現
近年、医療への応用を目的とした組織工学による人工臓器や移植材料等のバイオマテリアルの開発が求められている。特に腹膜は、がんの転移に密接に関与することが古くから知られている。例えば、消化管や卵巣などの骨盤内臓器の多くのがんは、腹腔内に遊離し、腹膜に接着して浸潤し(腹膜播種)、さらには血管やリンパ管を介したさらなる転移を引き起こすことが知られている。したがって、マウス等の実験動物よりも、ヒト生体に近い人工腹膜組織の開発が必要と考えられる。
しかし、従来の技術では、腹膜組織におけるin vivoでのがん細胞の増殖や浸潤の再現はできず、血管やリンパ管の構造を持たない等の課題があった。
本発明は、市販の培養器、試薬、培地を用い、8~10日程度の短期間でヒト腹膜の組織構造を高度に再現する三次元ヒト人工腹膜組織及びその製造法に関する。
基本情報弘前大学技術:三次元人工腹膜組織:K23-021
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