設備管理支援システムとは、工場の設備管理・設備保全を効率化し、設備管理情報の一元化を可能にするシステムです。
食品工場の設備管理では、計画的な保全の実施や、故障時の迅速な対応が求められます。一方で、設備管理業務は多岐にわたるため、人手不足や情報の共有不足などの課題があります。設備管理支援システムは、これらの課題を解決します。
設備管理支援システム「Maintenance Station」は、設備台帳や保全実績などの管理を効率化し、メンテナンスコストを削減。紙ベースの設備管理から、デジタル化を実現、設備管理データの共有や、設備管理業務や作業の効率化・迅速化を可能にします。
基本情報設備管理支援システム
■設備管理支援システムの特徴
・設備情報・設備に付属する部品情報の管理
・保全作業の計画から記録、点検や故障情報、関連する技術文書の蓄積
・点検スケジュール管理
■設備管理支援システムの機能
[設備管理]
・設備の階層構成(場所や工程など)や属性データ、
設備に紐づく部品情報を管理
[点検管理]
・設備に対する保守作業(定期点検、予防作業など)の入力項目を登録、管理
・タブレット端末で現場のリモート作業を支援
[故障管理]
・突発故障発生時に故障対応の作業指示書を起票
・作業指示書が設備単位に蓄積され、設備毎の故障履歴の参照
・故障対応を「現象-原因-要因-処置」分類で過去トラブル調査を支援
[コスト管理]
・保全作業のコスト(時間、金額)を設備単位に集計
[在庫管理]
・設備に対する交換部品(交換周期・最終交換日など)を管理
・部品を倉庫単位で管理し、交換部品の在庫状況を管理
[集計・分析]
・既存定型帳票のフォーマットに合わせたデータ出力を支援
・データシートにピボットやマクロ等を自由に組み込み
データ分析用帳票の作成を支援
用途/実績例 | ・導入事例 保守・点検業務のペーパレス化 輸送業A社では、保守・点検業務を紙ベースで行っていたため、承認業務や点検後の結果記録の効率が悪く、転記ミスが発生するなどの課題がりました。そこで、設備保全管理システムを導入、保守・点検業務のペーパレス化したことで部品在庫の管理制度の向上や過去の故障対応履歴の情報共有も可能にし、保全業務の生産性向上を実現しました。 ・導入事例 設備情報可視化による状態監視保全 生産設備の保全業務標準化・設備状態の可視化事例。導入以前は各拠点の保全台帳・作業手順書の相違があったり、目視チェック、2重入力、検索に時間がかかるなどにより、各保全業務に多くの工数がかかっていました。保全管理システムを導入することで、生産設備の保全業務標準化を実現し、保全業務の自動化・効率化や、設備情報の可視化による状態監視保全を可能にしました。 |
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