株式会社テクノスルガ・ラボ
最終更新日:2023-04-13 14:15:00.0
腸内環境分析用サポート製品「糞便採取キット」
基本情報腸内環境分析用サポート製品「糞便採取キット」
採取した糞便検体を、凍結することなく常温で1ヵ月間保存できます。腸内細菌叢解析用と、腸内細菌叢解析+有機酸分析用があります。
腸内細菌叢を解析する場合、採取した糞便の細菌叢を解析開始まで安定的に維持する必要があります。例えば被験者が自宅で採便した場合、自宅からラボまで検体の温度管理ができないことにより、菌叢が採便直後の状態から変化してしまいます。そこで、当社は細菌叢を室温(1℃~30℃)で長期間、安定的に維持でき、簡便に取り扱える採取キットを開発しました。
本キットを使えば冷凍設備がない場所で採便しても、解析までの間糞便中の細菌叢を安定的に保つことができます。固型便用に、「採便キット/ブラシ型」、水様便に対応可能な「採便キット/スプーン型」、菌叢解析+有機酸(短鎖脂肪酸)が分析できる「メタボロキーパー」等の製品をご用意しました。
腸内細菌叢や菌類叢解析受託「生体関連アンプリコンシーケンス解析」
〇次世代シーケンサー(MiSeq、Illumina社)によるアンプリコンシーケンス解析です。腸内細菌叢(腸内フローラ)解析、皮膚常在菌叢解析、口腔内細菌叢解析など様々な試料中のマイクロバイオーム解析を受託するサービスです。DNAやRNA抽出、PCR、シーケンス、解析を一括で承ります。ご依頼の際には糞便、腸管内容物、だ液等をご送付ください。納品データは学術論文にも使えます。
〇当社採取キットをご利用頂くことで検体の室温保管が可能です。
〇菌叢解析により得られる結果は特定の菌群の存在比であり絶対量ではありません。リアルタイムPCRを併用することで、DNA量という形で微生物の絶対量も定量できます。
〇サービスのポイント
・優れたコストパフォーマンス
・細菌/アーキアの微生物叢を一括解析
・細菌の約430 bp、アーキアの約385 bp(ペアエンド)長の配列を解析
・ ITS領域により菌類叢を解析
・約10,000リードを取得し占有率の低い分類群も検出
・ RNAの解析にも対応
・取得済み配列データから解析のみのご依頼にも対応
・α、β多様性解析、主成分分析、クラスター解析などのオプションもあり (詳細を見る)
微生物の定量分析を受託「生体関連リアルタイムPCR 解析」
【概要】
〇検体中に含まれる細菌、アーキア、菌類のDNA量を定量する受託分析サービスです。検体間の微生物量を比較する際にご利用頂けます。
〇検体中に含まれる特定分類群の遺伝子について、リアルタイムPCRにより指数関数的に増幅するDNAの量をリアルタイムでモニタリングします。
〇微生物の種類によってはコピー数を菌数に変換することも可能です。
【特 長】
〇微生物(細菌、カビ、酵母、アーキア)の定量が可能
〇当社所有のプライマーセットを用いて目的対象とする微生物の鋳型DNAの絶対量(コピー数)を推定
〇腸内細菌、口腔内細菌、皮膚常在菌、環境試料や食品試料中微生物等の連のオリジナルプライマーを含む多くのプライマーを保有
〇微量な検体からでも正確な推定が可能
【受け入れ可能な検体例】
〇マウス、ラット、ブタ、ウシ、ウマ、ペットなどの動物糞便、腸管内容物
〇唾液、プラーク、皮膚拭取物、膣内拭取物
【検出対象菌群】
関連リンクをご参照ください。
その他、試験方法や受け入れ可能検体について、お気軽にお問い合わせください。
(詳細を見る)
糞便中有機酸(短鎖脂肪酸)と腸内細菌叢を室温保持できる採便キット
■ 凍結させることなく、腸内細菌叢解析および糞便中有機酸(短鎖脂肪酸)分析が行えます。
■ 容器上部に保存液が充填されており、保存液中の内部標準物質により、定量的に濃度補正が可能となっています。
■ 楽流カップWIDEと組み合わせたキット販売となります。
◎対応可能な分析項目
・アンプリコンシーケンス解析
・T-RFLP解析
・リアルタイムPCR解析 ※有機酸分析が必須
・有機酸分析(短鎖脂肪酸)
・ショットガンメタゲノム解析 ※当社で行っていません
◎特徴
・糞便中の菌叢を室温 (1℃~30℃) で1ヶ月程度、安定的に保持できる。
・室温保管のため、凍結設備がない場所でもサンプル採取が可能。
・スプーン付きの採便容器と立体形状の採便シート(楽流カップ WIDE)がセットで、被験者様の採取が容易。
◎無料サンプルあり
無料サンプル依頼のお申し込みは当社お問い合わせフォームで承っております。
お気軽にお問い合わせください。
https://www.tecsrg.co.jp/services/inquiry/ (詳細を見る)
取扱会社 腸内環境分析用サポート製品「糞便採取キット」
● 微生物同定試験(細菌・カビ・酵母迅速同定、株識別、微生物特許寄託支援) ● 微生物分離 ● 微生物群集構造解析(土壌等環境検体中の細菌叢・菌類叢解析) ● 腸内環境分析(採便キット、腸内細菌叢解析、有機酸および短鎖脂肪酸・胆汁酸・腐敗産物・pH・水分・IgA分析) ● 微生物分類研究(形態観察、生理・生化学性状試験、分子系統解析、ANI、全ゲノムシーケンス) ● 微生物試験・分析のためのテクニカルトレーニング ● 微生物株の保管・管理
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