ふっ素樹脂コーティング　カタログ

ふっ素樹脂は、蛍石に多く含まれるふっ素元素（F）と炭素鎖からなる熱可塑性ポリマーです。1938年、PTFE（ポリテトラフロロエチレン）が発見されて以来、数種類のふっ素樹脂が開発されています。

ふっ素樹脂の多くは、

（１）難付着性
（２）耐熱性
（３）すべり性
（４）耐薬品性
（５）はっ水・はつ油性
（６）耐摩耗性
（７）電気特性

などの優れた特性を兼ね備えた素材として、コーティング、成形品、フィルム、建築材料などに広く用いられています。

フロロコートでは、様々なタイプのふっ素樹脂コーティングが出来ます。
小さなものから３ｍを超える大きなものまで数μmから数mmの膜厚までさまざまな対応が可能です。
品質管理体制も国内全工場にてISO9001の認証を取得しています。
※ISO9001:2015認証（2018年1月10日付け）

※詳しくはお問い合わせ、またはPDFをダウンロードしてください。 （詳細を見る）

株式会社フロロコート動画チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCHo2ZUOzV0QPzdj-vHechAg
では、下記のような動画コンテンツを用意しております。

(1)アドロンコーティング紹介動画　ダイジェスト版（3分45秒）
(2)アドロンコーティング紹介動画1　すべり特性紹介（1分19秒）
(3)アドロンコーティング紹介動画3　難付着特性紹介（1分35秒）
(4)アドロンコーティング紹介動画4　すべり特性紹介（1分7秒）
(5)アドロンコーティング紹介動画6　撥水特性紹介（1分7秒）
(6)アドロンコーティング紹介動画7　難付着特性紹介（1分39秒）

それそれの動画コンテンツで、ふっ素樹脂コーティングの特性を活用するとどのような効果が得られるのか？が見やすくわかりやすく紹介されています。

皆様、ぜひご視聴ください！ （詳細を見る）

すべりネジというネジ山のついた棒状の基材に、アドロン(r)コーティングしたもの（黒色に塗装されているほう）と、アドロン(r)コーティング無し（金属色のままのほう）のものを用意し、ネジが回って下っていくスムーズさやスピードを比較できる動画を作成しました。アドロン(r)コーティングの有無による違いと付与されるすべり性能をご確認ください。 （詳細を見る）

ふっ素樹脂の特性に「すべり性」がございます。

動画では、ふっ素樹脂コーティング（アドロンコーティング）を行えば、摩擦力が小さくなり、すべり性が向上する様子を、
コーティング無しの状態で滑らせた錠剤で比較しています。

【特長】
■材料が詰まりやすい場所などの改善
■潤滑剤が使用できない場面で有効
■初期の滑りにも効果あり

詳しくは下の動画をご確認ください。 （詳細を見る）

ふっ素樹脂の特性に「耐薬品性」がございます。
ほとんどの薬品に侵されることはありません。
そのフッ素樹脂を塗料化しコーティング。薬液から金属材を保護などが
出来ます。その一例のご紹介です。

動画では、半年間(180日間)で塗膜に変化が起こるかを観察しています。
この続きも撮影中。
2022年4月続きをアップする予定です。

【耐薬品性の用途】
■溶液からの保護
■金属のさび、腐食防止
■金属の延命効果

詳しくは下の動画をご確認ください。 （詳細を見る）

ふっ素樹脂には、はっ水性だけでなく、はつ油性もあります。

動画では、ふっ素樹脂コーティング（アドロンコーティング）を行えば、メッキ液槽からのメッキ液の持ち出し量の低減ができることを模型を使って示しています。
 （詳細を見る）

ふっ素樹脂には、はっ水性だけでなく、はつ油性もあります。

動画では、本来は水が抜けてしまう金網上にふっ素樹脂コーティング（アドロンコーティング）を施すことにより、コーティング膜上ではっ水性を発揮して、金網の上を水が流れていくほどになることを示しています。
 （詳細を見る）

ふっ素樹脂の特性に「難付着性」がございます。

アドロンコーティングをすると、ペンキを簡単に除去できます。
動画では実際にコーティングの有り無しのでペンキを除去している様を比較していますので、
是非ご覧ください。

【特徴】
■固着後の除去が容易
■作業効率向上
■生産性向上

詳しくは下の動画をご確認ください。 （詳細を見る）

ふっ素樹脂の特性に「難付着性」がございます。

釜からの離型が向上します。
食品製造の各分野に幅広くご使用頂いております。
ポジティブリスト制度適合品、PFOAフリー
など各種対応もしています。

【特徴】
■食品用途向け
■離型性の向上
■洗浄効率向上

詳しくは下の動画をご確認ください。 （詳細を見る）

熱交換器（プレート式、蛇管式）は、使用し続けていると熱交換器の表面に
スラッジが付着し、熱伝導が低下するため、定期的に清掃が必要です。

以前は、工場のラインを停止し外注業者に依頼し一日がかりでスラッジの
除去作業を行っており、また、スラッジは石のように硬く、木槌で叩いて
除去していたため熱交換器が変形又は破損していました。

難付着性を付与するためにふっ素樹脂コーティングを行うことで、
清掃時間が2～3時間まで短縮でき、スラッジが簡単に除去することができるため、
作業時間の短縮・労力の低減、熱交換器本体が破損することがなくなりました。

【効果】
■清掃時間短縮による工数の削減
■清掃作業の労力低減
■清掃作業による熱交換器の破損防止
■スラッジの付着が減少し、熱効率の低下を防止

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 （詳細を見る）

樹脂の熱溶着（接触式）で使用するヒーターに、樹脂の糸引きを防止する
ためにふっ素樹脂コーティングにより表面に離型性を付与します。

溶融した樹脂をくっつきにくくすることができ、離型剤の塗布工程がなく、
さらに後工程がある場合は離型剤の除去工程などが不要。
工数削減によるランニングコストの削減や安定した生産が可能です。

使用する樹脂や使用温度により性能や耐久性が異なりますのでご相談下さい。

【効果】
■糸引きによる歩留りの改善
■ヒーターの清掃作業の簡易化
■生産性の向上

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 （詳細を見る）

自動車のガソリンキャップのガスケット（ゴム材）にふっ素樹脂コーティングを
することで、ガスシール性を維持しつつ、スムーズに開閉できるすべり性と
開閉動作に対する耐磨耗性、ゴムの伸縮に追従を実現します。

自動塗装ロボットによる安定した品質と供給。

材質によりますが、ゴムや樹脂部品にもふっ素樹脂コーティングが可能で、
特に自動車等の量産品のコーティングは、数多くの実績がありますので
様々な目的・形状・材質にあった工程設計を致します。

【特長】
■自動塗装ロボットによる安定した品質と供給
　・膜厚及び表面粗さの精度及び均一性を確保
　・量産対応
■塗料開発
　・コーティング膜の柔軟性・伸縮性・密着性を改善

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 （詳細を見る）

ラジエターキャップ部品(負圧弁)へのふっ素樹脂コーティングで、
難付着性を付与させ、問題を解決した事例をご紹介いたします。

それまで使用していた非アミン系の防錆剤を含むクーラント液は、
主圧弁(ゴム)を侵してしまう、負圧弁(SUS)の固着、という問題点があり、
低温時クーラント液がリザーブタンクとラジエター間を移動できなくなることで
オーバヒートやラジエターの破損・破裂の原因になっていました。

こういった問題点をお客さまからヒアリングし、当社が塗膜を選定。
ふっ素樹脂の物がくっつきにくい性質を利用し、主圧弁と負圧弁の固定を防止しました。

【改善効果】
■塗膜がはがれなくなった
■固着をさせない

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 （詳細を見る）

当社のフッ素樹脂コーティング「アドロンコーティング」をご紹介いたします。

食品機械へのコーティングや、地震の揺れを滑るようにして受け流す建物の免震装置、
熱溶着用型（板）への貼りつき、糸引きを防止などの用途に採用されています。

食品用器具・包装容器について、安全性を評価した物質のみを使用する
ポジティブリスト制度に対応。
また、アドロンL－Rシリーズ『L-RN400』は、炊飯試験で一般的な塗膜に対して
20％以上の離型効果の改善がみらせました。（参考値）

【採用事例（抜粋）】
■ケーキ型・餅つき器
■麺生地延ばしロール
■食パン用包装機
■免震装置「すべり板」
■自動車のテールランプ製造用熱溶着型

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 （詳細を見る）