JNC株式会社
最終更新日:2024-03-25 17:36:27.0
【技術情報】ポリリジンと他の保存料との併用による効果2
基本情報【技術情報】ポリリジンと他の保存料との併用による効果
ポリリジンは天然の微生物によって発酵生産されたポリカチオンポリマーです。ポリリジンと他の保存料との併用効果について紹介します。
ポリリジンと他の保存料との併用による効果について紹介します。
ポリリジンは単独でも優れた抗菌効果を有する物質ですが、食品に添加する場合には食品成分の影響を受けてその効果が十分に発揮されないことがあります。また、ポリリジンは食品風味への影響が少ないものの、添加量が多くなるとL-リジン特有の苦みが問題になることがあります。
このため、食品への利用に際しては他の物質と併用することで食品成分による影響を緩和したり、抗菌効果を高めて使用したりすることができます。
ポリリジンは他の保存料や日持向上剤、pH調整剤などと相加・相乗効果を示します。特に、エタノール、有機酸類、グリシン、グリセリン脂肪酸エステル類などポリリジンとは異なる作用機序で微生物を抑制する物質との組み合わせにより、優れた相乗効果が得られます。
【コンテンツの内容】
・エタノールの併用
・有機酸の併用
・グリシンの併用
・グリセリン脂肪酸エステルの併用
食品保存料『ポリリジン』 | 天然微生物の発酵アミノ酸
ε-ポリリジン(以下、ポリリジン)は正式にはε-ポリ-L-リジンと称される物質です。ヒト必須アミノ酸のL-リジンのε位のアミノ基とα位のカルボキシル基がアミド結合により25~35個連なったホモポリマーです。
1989年以来、30年以上の製造実績があり、食品保存料として広く使用されているアミノ酸の保存料です。
天然微生物の発酵生産物ですので、合成物質由来の食品保存料の使用を抑えることができます。
ポリリジンはプラスに電荷を帯たカチオンポリマーです。
マイナス電荷を帯びた微生物細胞膜と電気的に結合して、微生物の生育を阻害します。
ポリリジンは厚生労働省告示の既存添加物名簿(三百九十七)に収載されています。表示例:保存料(ポリリジン)。
【特長】
■安全の天然微生物の発酵物(遺伝子組換え生物ではない)
■天然の発酵物なので良いイメージを付与
■食品保存料として既存添加物名簿に収載
■お弁当、お惣菜、各種加工食品、ベーカリー製品、菓子類などの様々な食品に利用可能
■安心な国産食品です
※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。 (詳細を見る)
『ポリリジン』 | 天然微生物が発酵する天然カチオンポリマー
ε-ポリリジン(以下、ポリリジン)はヒト必須アミノ酸のL-リジンのε位のアミノ基とα位のカルボキシル基がアミド結合により25~35個連なったホモポリマーです。
30年以上の製造実績があり、食品保存料として広く使用されているアミノ酸由来の保存料ですので、衛生材料などでも活用できます。
例えば、ウェットティッシュ、歯磨き粉、シャンプー、スカルプケアなど生活に密着した日用品の、合成ポリマー削減が期待できます。
化粧品、各種洗浄剤、化学品、医薬品などで酸化防止剤として使用されているキレート剤が存在しても、優れた抗菌作用を発揮します。
他にも、食品原材料などの製造工程中の雑菌汚染防止や、カチオンポリマーの特徴を活かしたアニオン物質の凝集除去、電子材料用途、半導体製造用途などに利用されています。
【特長】
■天然微生物により、国内で発酵生産された安全な素材(遺伝子組換え生物ではない)
■天然の発酵物なので良いイメージを付与
■食品保存料として既存添加物名簿に収載
■化粧品、衛生材料、日用品の添加物として使用できます
■安心な国産製品です
■天然のカチオンポリマー
(詳細を見る)
【資料】ポリリジンと他の保存料との併用による効果
ε-ポリリジン(以下、ポリリジン)は正式にはε-ポリ-L-リジンと称される物質です。ヒト必須アミノ酸のL-リジンのε位のアミノ基とα位のカルボキシル基がアミド結合により25~35個連なったホモポリマーです。
1989年以来、30年以上の製造実績があり、食品保存料として広く使用されているアミノ酸の保存料です。
ポリリジンは単独でも優れた抗菌効果を有する物質ですが、食品に添加する場合には食品成分の影響を受けてその効果が十分に発揮されないことがあります。
このため、食品への利用に際しては他の物質と併用することで食品成分による影響を緩和したり、抗菌効果を高めて使用したりすることができます。
特に、エタノール、有機酸類、グリシン、グリセリン脂肪酸エステル類などポリリジンとは異なる作用機序で微生物を抑制する物質との組み合わせにより、優れた相乗効果が得られます。
【コンテンツ内容】
■エタノールとの併用
■有機酸の併用
■グリシンの併用
■グリセリン脂肪酸エステルの併用
※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。 (詳細を見る)
【試薬用】ポリリジン | 発酵生産の天然カチオンポリマー
ε-ポリリジン(以下、ポリリジン)は正式にはε-ポリ-L-リジンと称される物質です。1989年以来、30年以上の製造実績があり、食品保存料として広く使用されているポリアミノ酸の保存料です。
ポリリジンは発酵で作られる天然の食品保存料です。その高い安全性から、様々な抗菌用途で使用したいというご要望を多数いただいています。
そこでお客様の声を受けて試薬販売を開始しました。
試薬は富士フィルム和光純薬株式会社様からご購入頂けます。
例えば、ウェットティッシュ、歯磨き粉、シャンプー、スカルプケアなど生活に密着した日用品の、合成ポリマー削減が期待できます。
【特長】
■安全の天然微生物の発酵物(遺伝子組換え生物ではない)
■天然の発酵物なので良いイメージを付与
■食品保存料として既存添加物名簿に収載
■化粧品、衛生材料、日用品の添加物として使用できます
■安心な国産製品です
※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。 (詳細を見る)
JNCの『ポリリジン』は米国FDAのGRAS認証を取得しています
ポリリジンは食品添加物として広く使用されていますが、米国FDAのGRAS認証(注)を受けていますので世界標準の食品保存料として認識されています。2022年8月2日現在、米国FDAのGRAS認証を受けたポリリジンはJNC株式会社が生産するポリリジンのみです。
ポリリジンは、自然界に存在し、味噌や醤油、ヨーグルト等と同じように、微生物による醗酵で生産されるアミノ酸由来の物質です。ポリリジンはイオン的に微生物に吸着して微生物の増殖を抑制する機能があり、広い抗菌性と食品の風味を損なわないという優れた特性から、主に食品の日持ちを向上させるものとして使用され、駅弁、空弁、スーパーの弁当、惣菜等、幅広い食材に使用されています。
注)GRAS(Generally Recognized as Safe)とは、アメリカ食品医薬品局(FDA)より食品添加物に与えられる安全基準合格証です。科学的手続を経て安全であると一般的に認められるためには、その物質を食品添加物として認可するのに要するのと同等の量的・質的科学的確証が必要となります。
※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。 (詳細を見る)
食品保存料ポリリジン/ペットフードの賞味期限延長に天然の保存料を
ε-ポリリジン(以下、ポリリジン)はアミノ酸のL-リジンのε位のアミノ基とα位のカルボキシル基がアミド結合により25~35個連なったホモポリマーです。
30年以上の製造実績があり、食品保存料として広く使用されているアミノ酸由来の保存料です。
一般的なペットフードの賞味期限は2~3年ですが、おやつのようなウェットタイプのペットフードは短いタイプで1年程しかありません。賞味期限の延長方法には、缶詰、パウチ処理、ドライフード化などがありますが、ウェットタイプのような風味のよいペットフードには適しません。
また飼い主の中には、開封後に冷蔵保存しないユーザーもいます。保存中にカビが生えたり、腐敗したりすることがあり、ペットの健康を損ねる可能性もあります。
ポリリジンは食品保存料として、弁当、パン、総菜などにも使用される食品保存料です。ペットフードの腐敗防止に貢献できる食品保存料として注目されています。
【特長】
■天然微生物により、国内で発酵生産された安全な素材(遺伝子組換え生物ではない)
■天然の発酵物なので良いイメージを付与
■食品保存料として既存添加物名簿に収載
■安心な国産製品です (詳細を見る)
保存料ポリリジン/食中毒防止に貢献する天然微生物の発酵アミノ酸
ε-ポリリジン(以下、ポリリジン)はアミノ酸のL-リジンのε位のアミノ基とα位のカルボキシル基がアミド結合により25~35個連なったホモポリマーです。
30年以上の製造実績があり、食品保存料として広く使用されているアミノ酸由来の保存料です。
ポリリジンを添加することで、食中毒の原因となる微生物の生育を防止することができます。
毎年、微生物による食中毒は問題となっており、度々ニュースでも取り上げられています。一見、腐敗しているように見えない食品でも、生育環境が整えば、微生物は一気に増殖しているケースがありますので注意が必要です。
見た目がきれいでも菌による汚染が進行し、食中毒の危険が潜んでいます。製造工程での衛生管理、適切な温度等での保管に加え、保存料ポリリジンを適切に使用することで、より効果的に食品の安全を守ることができます。
【特長】
■天然微生物により、国内で発酵生産された安全な素材(遺伝子組換え生物ではない)
■天然の発酵物なので良いイメージを付与
■食品保存料として既存添加物名簿に収載
■安心な国産製品です (詳細を見る)
【資料】ポリリジンによる冷凍パン⽣地の冷凍障害抑制効果
ε-ポリリジン(以下、ポリリジン)はアミノ酸のL-リジンのε位のアミノ基とα位のカルボキシル基がアミド結合により25~35個連なったホモポリマーです。
30年以上の製造実績があり、食品保存料として広く使用されているアミノ酸由来の保存料です。
パン作りは多くの工程を含みますが、成形後のパン生地を冷凍保存できると、二次発酵以前の工程を省略できるため、解凍、発酵、焼成に至る時間は大幅に削減することができます。
しかしパン生地を冷凍することにより、イースト細胞の破壊や、氷結晶による生地組織の破壊が起こることで、外観の容積が減少してしまいます。この容積減少はパン生地冷凍障害の1つです。
ポリリジンは保存料として長年使用されている安全な発酵食品ですが、パンの冷凍障害を抑制する機能があります。
ポリリジンを添加したパンは添加していないパンと比べてふっくらと焼きあがります。
【特長】
■天然微生物により、国内で発酵生産された安全な素材(遺伝子組換え生物ではない)
■天然の発酵物なので良いイメージを付与
■食品保存料として既存添加物名簿に収載
■安心な国産製品です (詳細を見る)
取扱会社 【技術情報】ポリリジンと他の保存料との併用による効果
【事業・製品】 ■機能材料分野 ・液晶材料 ・情報材料 ■エネルギー・環境分野 ・電力 ・電池 ・環境保全 ■加工品分野 ・繊維・不織布 ・肥料 ・精密加工品 ・樹脂加工品 ・フィルター ■化学品分野 ・化学品 ・ライフケミカル製品 ・合成樹脂 ・合成樹脂ライセンス ・受託製造
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