株式会社カネカテクノリサーチ本社、東京営業所、名古屋営業所、大阪分析センター、高砂分析センター
最終更新日:2022-01-28 17:52:43.0
培地成分の定性分析
【分析事例】培地成分の定性分析(LC-TOFMS)
培養細胞による多くの研究において培養培地や培養上清に含まれる成分の
定性や定量は、近年注目され活用の場が増えてきています。
培地に含まれる成分を知ることは、細胞培養の効率向上のための有用な情報となります。
ここでは、市販培地を例に液体クロマトグラフィー‐飛行時間型質量分析計(LC-TOFMS)
を用いたライブラリー検索による培地成分のノンターゲット分析と、
その結果を解析した試料間比較や主成分分析をご紹介します。
【分析試料】 市販培地 A、市販培地 B、市販培地 C(市販品)
【分析装置】 LC-TOFMS
*結果の詳細は、PDF資料をご確認ください。
培地成分のノンターゲット分析による定性分析と、
その結果を用いた試料間比較、主成分分析により培地の特性や
培養の成果に寄与の高い成分を見つけることが可能です。
これらの情報は、細胞培養の成果向上のために有用な情報となることが期待されます。 (詳細を見る)
【分析事例】糖鎖修飾タンパク質の特性解析(LC-TOFMS)
LC-TOFMS(液体クロマトグラフ飛行時間型質量分析)法は、
タンパク質の特性解析(分子量分析、ペプチドマップ、糖鎖分析など)に有用です。
IgG抗体の糖鎖(グリコフォーム・糖鎖付加位置)のLC-TOFMS法による分析・解析の事例をご紹介いたします。
■分析試料 IgG抗体
■分析方法 LC-TOFMS法
■分析結果
・グリコフォーム(糖鎖部分が異なるタンパク質)解析
分子量の分析により、糖タンパク質のグリコフォームを推定することができます。
IgG抗体をLC-TOFMS測定し、5種のグリコフォームがあることがわかりました。
・糖鎖結合位置解析
IgG抗体を酵素処理により断片化し、LC-TOFMS測定しました。
測定結果について、専用のソフトウェアで解析した結果、
アミノ酸配列EEQFNSTFRのペプチド断片のアスパラギンに
N結合型糖鎖(G0F,G1F,G2F)が付加していることが分かりました。
*結果の詳細は、PDF資料をご覧ください。 (詳細を見る)
取扱会社 培地成分の定性分析
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